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二つ目の世界線。その16

2024年8月6日
前日にそこそこ飲んでいたからか、お昼過ぎに朝起きた。

今日は火曜日。いつもなら行きつけにまっすぐ行くところだけれども、今日は友達がその近くにある違うジャズ箱に連れて行ってくれた。

“Anything”と言うお店。
内装がめちゃめちゃ可愛くて、カフェとバーと二面性を持つ。
入り口が二つあり、お店の中はつながっているが、雰囲気は綺麗に分かれている。 

ついたら友人はもう先に来ていた。

アメリカのジャズ箱のセッション形態は、
セッションホストが一人いて、最初の1時間はホストが組んだバンドでのライブがある。
その後小休憩があり、セッションが自然と始まる。と言う流れ。

お酒を飲みながら一緒にライブを見て、どんどん顔見知りのプレーヤーが集まり、セッションも始まった。

アメリカはセッションで基本譜面を見ない。

だからこそ、薄暗い雰囲気の中メロウなジャズをセッションでやったりすると雰囲気が出ていい感じ。
一般のお客さんもいるから、かなり盛り上がる。

友達は用事ができたみたいで一曲歌って帰ったけど、そのまま22時くらいまでセッションした。


行きつけのお店が近いので、帰りに顔を出して、そのままセッションに参加した。

多分アメリカを離れる前に来れるのは今日が最後だろうから…と思い、みんなに挨拶して帰った。
なんだか寂しくなってきたな。


2024年8月7日
今日は月曜日のセッションで出会ったテナーサックスプレーヤーと2管でセッションをやろうと約束していたので、お家にお邪魔した。

可愛い猫さんがお出迎えしてくれて、ずっとスリスリ…♡
可愛かったなぁ。


おうちはアパートの3階部分。
3LDKだと思う。ものすごくお部屋が綺麗で、感動した。

IKEAのモデルルームみたいな。

彼と少しコーヒーを飲みながら談笑してからセッションは始まった。


少し音楽的話になるが、ジャズをコード・リズムレスでやるときは、

  • お互いが何を考えているのか

  • お互いが通じ合っているか

  • お互いのフィーリングが感じ取れているか

みたいなことを考える。アバウトすぎるな。
それでも同時に、アドリブソロに入ればお互いのボキャブラリーを出し合って、音で会話する。

お互いに勉強になるんだな、これが。

その場で何を考えているのかを察知しながらコール&レスポンスをしていく。

フロント陣だからこその共通の視点なども見つかって、とても面白かった。


こう言うことをたまに地元でもやりたいな。
すっごい勉強になるだろう。


15時くらいまでセッションして、私はMoMA美術館に行った。友達にお土産をっと思って。

グッツ売り場が私の趣味好みをそのまま表したような空間で、私が持っているものもいくつか店頭に並んでいた。

自分のお家かな?(気のせい。)

素敵な時計との出会いを経て、帰宅した。
自分の意思とは裏腹に。

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