今度は僕が救う番だ

君に会いたいと想い煩うことすら無くなって

用が無ければ連絡もしなくなった

永劫のように感じた刹那の刻

君はその刹那の砂粒ひとつさえ

僕の顔を思い出しはしなかったろうな


それでも

君の噂をきいたんだ

君の頑張り 君の辛さ 君の強がり

僕は知っていたから

気がついたら

返ってこない手紙を また出してたんだ


おかしいな

君は僕をあんなに簡単に励ましてくれたのに

なんで僕は 同じことができないんだ?

真似をするだけでいいはずだろう


「喜ばせてあげたい」なんて独りよがりと

「一緒に楽しもう」が本当でしょうと

みんなに怒られたけど

そんなこと知ったことじゃないんだ


僕の楽しさ全部あげるから

独りよがりと呆れられてもいいから

どうかどうか 君の心が救われてほしい

ただまっすぐ君を案じるこの気持ちに

もう名前なんて 無くていいから。

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