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FriedPride 解散の前に

【羊毛とおはな】が好きな事についてはここで少し書きました。

聴いてみて音楽の傾向としては違うんですけど、男性ギターに女性ボーカルという点で一緒のユニットで好きなのがフライドプライドです。

初めて聴いたのはエディオンになる前のデオで本店で、地下にあったCDコーナーでの視聴スペースで聴いたことでした。
その頃の私はむしろフォークソングばかり聴いていたのですが、この二人のギターと歌声に一発でハマってしまったのです。

ヴォーカルのSHIHOとギターの横田明紀男によるユニットのデビュー・アルバムだ。ジャズ、ソウル、ロックの世界を自由に行き来する音楽性が、さまざまなリスナーの興味を引きそうだ。1曲目の「ラヴ・フォー・セール」はジャズのスタンダード。これでもかと音を詰め込むギターに対し、ヴォーカルがそれに引っ張られることなく自分のペースでノンシャランに歌っているのが面白い。この2人のコンビネーションは、一心同体で常にぴったり息が合っているというのではなく、合わせるところは合わせるが、その中でひとりひとりが自由にやるというスタンスなのだろう。
SHIHOの声は高音部がちょっと金属質なハスキーヴォイス。人の心を包み込むような温かさはないが、そのかわりにいたずらっぽい明るさがある。メインストリーム・ポップのヒット曲「イフ」やソウル・バラードの「レイトリー」などではリラックス感を出し、アップテンポの「ス・ワンダフル」ではキレのいいスキャットを披露するなど表現の幅もある。
リスナーの心をつかむのに一番成功しているのは、ローリング・ストーンズの「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」だろう。この曲ではギターやパーカッションとヴォーカルの間のコネクションがいつになく強固で、その分、外に向かって発散されるパワーが最も強く出ている。センスやテクニックは十分持っているデュオだから、こういったストレートなアピールを持った曲を取り上げたときには、パッションが前面に出て、より楽しみやすい。(松本泰樹)

amazonレビューより

その後毎回ニューアルバムは購入して、聴きこんでいたのですが、とうとうライブにも行くほどになりました。
ライブハウスでなく、ライブも出来るバーでの開催だったので、目の前でじっくりと聴くこともでき、ますます好きになったのです。
結局3回ライブには行くことが出来たのですが、次のライブを楽しみにしていたところ、突然の解散。

解散する前にもっともっとライブに行きたかったのですが、解散後にライブアルバムが発売されて、ちょっとだけ嬉しくなりました。

でも、ラストライブと銘打たれたこのアルバムを聴くと、二人のあの一体感が、逆にそれぞれが独立に向けて動いていたんだなぁと聴いてわかるような気がしてくるアルバムとなっていました。

その後、二人はそれぞれがソロアルバムを発売。

もちろん、それぞれのソロ活動も応援しているのですが、今でも二人が再結成して、あの二人のギターと歌声の絡まり合った素晴らしい音楽がまた聴きたい。

オリジナル曲も良いのですが、ジャズのカバー曲も、ロックのカバー曲も、二人の演奏で聴くことで、もっと良い曲に変わっている気もします。

が、解散。
どちらかが亡くなったり、引退したりしたわけでなく、二人それぞれが活躍を続けているのですから、解散10年くらいで再結成してくれないかなぁ。
と、期待しつつ、そういうニュースを待ちわびているわけですが、全国、全世界のフライドプライドファンは絶対に待っていると思います。

なんにせよ、この二人の曲をいたことのない人は、YouTubeにチャンネルがあるので、そこで聴いてみることをオススメします。

お願いだから、生きているのだから、復活してほしい。
時間を戻せるなら、解散の前にもう一度、二度、三度とライブに行きたかったなぁ。

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