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銀行は賭博場『ジャンケットバンク 田中一行』

現在連載を一番楽しみにしている漫画と言っても過言では無いこの漫画、『ジャンケットバンク 田中一行』を皆さんは読んでいるでしょうか。
このマンガは、銀行が経営する裏カジノ(というか裏の賭場)でのギャンブルをギャンブラー同士の闘いと、それを仕切る銀行員同士の闘いを描いたマンガなのです。
ギャンブル漫画としても面白いし、ある意味まともなギャンブルは何一つありませんけど、特殊ルールによる特殊ギャンブルでの駆け引きというのは、この作者の前の作品である、ダーツによる命を賭けたギャンブルに通ずるものがあるかもしれません。

こちらも面白いので、読んでいない人は是非読んでいただきたい。
全6巻で完結していますので、読みやすいと思います。

ギャンブラー同士の駆け引きと、その裏側での銀行員の暗躍。ギャンブルだけでなくそのギャンブラーに対しての銀行員の動きが物語を更に盛り上げているのです。まぁ銀行はたくさんの金があるところで、それを使った悪どいことしててもおかしくないよね、というお金を持ってない人の僻みもありますが、そういう気持ちの人もあ多い気もします。

また、アフタヌーンで連載していた概念ドロボウというのも面白く、普通のドロボウでなく、概念を盗むドロボウという、正にドロボウの概念を新たにした漫画となっています。
わかりやすく言えば、ジョジョのスタンドバトルに推理要素を加えてドロボウと闘う漫画とでも言えば少しはイメージできるでしょうか。

ギャンブル漫画というと私の中では賭博黙示録カイジが長らくトップの漫画でしたが、最近は少しギャグ要素が強くなって、作者の真骨頂である物語が進まない病が発症しているような感じで、果たして完結に向けて動いてくれるのか心配になっていますが、アカギも休載連載を繰り返しながらきちんと完結させてくれたので、カイジの完結に向けても気長に待とうと思います。
そして、そのギャンブル漫画の不足成分を思いっきり満たしてくれたのが、このジャンケットバンクなのです。
謎のギャンブラー・真経津晨のギャンブルの決め台詞もそうですが、毎回ギャンブラーをぎゃふんと言わせるときに決め台詞ならぬ決め絵というか、コマがピカソの絵のようになるところがお気に入りなので、是非みんなにも読んでいただきたい。
さて、本題のジャンケットバンクでは、現在実写映画化の話も進んでいるとか、映画化してシナリオ改変して駄作になるのか、新たな魅力で映画から漫画のファンが増えるのか、楽しみに映画の完成も待つ事にします。

そして、映画完成したら、絶対に映画館で観るつもり。


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