2024年ベスト○○ってどうよ
この時期になると毎年のように年間のベスト○○ってのが発表され、お奨めの本や映画やあれこれが紹介されてるんですけど、毎年思います。
いや、まだ、おわってないやん
しかもこの時期に出版されるってことは、書いてるの9月10月でしょ。
一季節残ってるじゃん。
待てよ、そして本当に年間のベスト選べよ、と思ってしまうわけです。
もちろん出版側の言い分もわかります、この時期に発表して、年末年始の買い物で使って貰いたいんですよね。
でも年末に出る大作とかもある訳じゃないですか、それは来年?
いや、年内に発表されたんだから年内でしょ。
でも、年内に発売されたとしても、年内に読めるとは限らない。
だから、年内に発売されたベストの本を紹介するというなら、年末のこの時期からと言うのではなく、年末年始を通り越して3月くらいになってから、去年に発売された本のベスト本を紹介する本のセレクトをして、ゴールデンウィークにゆっくりと読書する時間をとれるように発表するべきでは無いかと思うのです。
元々、雑誌の○月号とかも翌月だし、週刊誌も一つ先の日付だし、先取りしたいというか意味は作った当時には合ったかもしれないけど、それで慣れている人も多いだろうけど、その月の号は、その日の号はその日で良いじゃない。
主に雑誌の発売の日付の先取りはこの三つの理由だとされています
1.販売戦略
未来の日付をつけることで、読者に「最新トレンド」「新しい情報」などを提供している印象を与え購買意欲を高め、新しい日付の雑誌が店頭に並べられることで手に取ってもらいやすくする為
2.流通と製作の都合
未来の日付を設定することにより、執筆、編集、印刷、流通などの作業に余裕を持たせ遅滞なく発行できるようにし、先取りの日付にすることで店頭に置く実質的な販売期間を長く確保して、より多くの読者に購入してもらえるようにするため
3.読者の利便性
先取りの日付にすることで、読者が情報を受け取ってから実際に活用するまでの期間を長く確保し、定期購読や予約を計画的に行ってもらえるようにするため
と、この辺の理由らしいですが、はっきり言って、未来の日付だから最新の情報を読んでいると思っている人がいるとは思えませんし、未来の日付よりもいつ発行されたかを考えて読む人のほうが多いと思う。
11月号だから、10月の情報だよね、と書いてある一月前の情報だと思って読んでいるので、全く意味が無いと思うのです。
それと同様に、年末にでてる年間ベストは真の年間ベストでなく去年の年末から今年の10月くらいのベストだよねと読み替えて読んでいるので、いっそ、年間ベストを出すなら、日本には年度末というのがあるのだから、年度末に去年の年間ベストを出すで良いではないかと思ったりするわけです。
ということを、毎年年末になると、イラッとしながら、それ年間ベストじゃないよねとツッコミながら読んでいる私が、今年も間違いなくいると思います。