千住 路地百景
こんにちは。コロナ過で普段の暮らしについて見直しを迫られていることと思います。新しい生活向けて、僕たちが住んでいる地域について少し関心が持てるように、千住の風景写真をアップしました。お時間のある時に閲覧ください。
#多くの路地が残っているのは理由がある
千住には多くの路地が残っています。法的な要求により、建替えが進めば『路地』は消滅する運命にあります。ですが関連法ができて約74年経つが消えていません。これには何か経済的な要求以外の他の要因があると考えています。
#車が通らない道
『路地』は道幅が狭く一般車が入ってこられないので、子供を遊ばせていても安心できます。千住エリアは荒川と隅田川の2つの川で囲われ、島のような形状をしているため通り抜け車が少なく、エリアによっては車の交通量が極端に少ないのが特徴です。島のような地形と路地の多いまち、により豊かな風景が広がります。
#まちあるきの街 、巨大迷路の街
路地は碁盤の目に整理されず、まるで毛細血管のように島の中に広がります。細く長い路地を歩き、そこを抜けだすと方向感覚を失います。途中、古くから残る屋敷稲荷の痕跡があちこちで出迎えてくれます。まちに路地あるきやまちあるきを挑戦しようとする人を多く見かけます。島のように限られたエリアだから、始まりとゴールを設定し、大きな迷路とすることが可能となります。
#路地に向かって家を開く
路地や通路にひしめきあって住宅の軒先を並べます。家の中を少しでも明るくするために、路地に向かって大きな開口や格子の玄関戸を設け、心地の良い中間期などはそれを開け広げて生活します。初めて訪れるとその生活感や視線の近さに、少しドキッとします。最近は古民家リノベにより、店舗やカフェ、セレクトショップなどを設ける建物も増えました。古くからある地域コミュニティに新しいものが重なり始めています。
#はみ出す力
路地に面して移動可能なベンチや植木鉢、サイン等を仮置きし、そこが生活の一部としている家を多く見かけます。先ほどの大きな窓や玄関引戸と合わせて、路地と家は一体の関係となり、住んでいる人たちの日常の延長がそこに現れます。
古くからある街並みと少し変わろうとしている千住の風景を是非見にきてみませんか?社会情勢が落ち着いたら路地ツアーを行いたいと思っています。是非遊びに来てください。写真は、Facebookページ <北千住『島』プロジェクト>より抜粋しています。また、本noteは『#千住暮らし』のリレー企画の一つとしてアップします。
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