hiila(イーラ)のブランド誕生秘話
こんにちは、hiila(イーラ)です。
今回は、私たちのブランドがどのように誕生し、成長してきたのか、
その誕生秘話をお伝えしたいと思います。
デザインへの情熱と数々の出会いによって、ようやくここまできました。
ヘッドドレスとコスチュームジュエリーの世界へ
hiilaは、2008年にパリにてスタートしたヘッドドレスと
ヘアアクセサリー、コスチュームジュエリーを作るブランドです。
私たちのアイテムは、職人のこだわりやビンテージアイテム、厳選された素材をミックスして「時間と色のコラージュ」する商品です。
ヘッドドレスを作り始めたきっかけは、ヨーロッパから持ち帰ったパーツを使って独学で制作したことでした。初めて作った作品を見せたベルリンの展示会で出会ったエージェントから「いいね!これでいこう」と言われたことで、hiilaのスタートが切られました。当時、日本には結婚式用のティアラが主流で、ファッションとしてのヘッドドレスはほとんど存在していませんでした。しかし、エージェントのおかげで作り始めてすぐに雑誌で取り上げられたり、芸能人やアーティストに使用されたりして、hiilaは順調に成長を遂げました。
コスチュームジュエリーとの出会い
hiilaが手掛けるもう一つの特徴はコスチュームジュエリーです。これらのアイテムは、宝石や貴金属を使わずにガラスやイミテーションパールなどを用いて作られたもので、斬新でボリュームのあるデザインが可能です。幼少期から母の影響でコスチュームジュエリーに親しんでいた私は、その自由なデザイン性や素材へのこだわりに強く惹かれていました。
20代前半から約8年間ヨーロッパで生活し、アクセサリーやファッションを学びました。ロンドンではファッションの学校に通い、バッグ制作を専攻しました。また、イタリアのブランド、IOSSELLIANI(イオセリアーニ)でのアシスタントデザイナーとしての経験も私にとって大きな転機となりました。これらの経験を通じて、素材やデザインに対する理解を深め、hiilaのコスチュームジュエリーの基盤を築きました。
最近、ポップアップではあまりコスチュームジュエリーは出していませんがいつかまた、両方ともご提案できるように、模索しています。
ブランドの世界観の構築
hiilaの世界観は、私が大好きなコスチュームジュエリーの世界と、幼少期にドイツで過ごした時の花や緑、独特なヨーロッパの色彩、そして学生時代に旅で見聞きした素材や空気感から影響を受けています。ヴィンテージやアンティークの歴史を感じる素材、世界中のマーケットで見た色使い、職人のこだわりが詰まった素材など、これらがhiilaのデザインに反映されています。
hiilaという名前には、ヘブライ語で「月の周りにかかる光、朧」という意味があります。hiilaのコンセプトは、「職人や世界中の文化、伝統、現在と過去をコラージュ」することです。素材や色に対するこだわりは強く、職人の技や歴史が詰まった素材に惹かれてたくさん集めています。パールやテキスタイル、ボタン、ビンテージパーツなど、多岐にわたる素材をコレクションしています。
挫折と再起
デザイナーとしての活動は順調に始まりましたが、時には挫折もありました。特に、ヘッドドレスの需要が激減した時期や、結婚し子どもが生まれたことで自由に動けなくなった時期は、創作意欲が湧かずに苦しみました。しかし、その度に自分を見つめ直し、再びアクセサリー作りに、また原点でもあるアリスバンドカチューシャに戻ることで、hiilaは成長を続けてきました。
好きなことを仕事にする意味
好きなことを仕事にすることは、必ずしも幸福感に直結するわけではありません。好きなことを追求する過程で苦しさも感じますが、それでも諦めずに進むことで、自己実現の喜びを感じることができます。
コロナ禍で時間ができたことで、自分が本当にやりたいことを考えるようになりました。家族や人生、自分が楽しいと感じることをバランスよく取り入れることが大切だと気づきました。
hiilaの誕生から16年。ここまでには、多くの挑戦と学びがありました。
これからも、自分が好きなものを好きであるといえることを大切にし
他にはなかなかない素材を世界中から探し、
皆様に愛されるブランドを目指していきます。
もう少し詳しくはこちら。
もうすぐ、hiila (イーラ)の新しいインスタグラムアカウントが
始まります!!
今までの @hiilaginger は、今後は個人アカウントになります。
新しいアカウントは8月1日にはお披露目してく予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。