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薄野小噺 #72 雪の降らない地方から来られるかた必見、ススキノ(冬)の歩き方のお話。

冬は冬で他の季節とは一味違う顔を見せるススキノ。

雪が降ると、テレビなどで見られる『ザ・すすきの』というニッカの看板と時計塔のある交差点は幻想的な風景となります。
それもあってかマクドナルド前、同じ画角で記念撮影をする観光客の姿を良く目にするんですよね。

更に、

36号線から北側の駅前通りと呼ばれる道路の中央分離帯にはイルミネーションが飾られ、それもまたススキノの夜を彩るわけですなぁ。
ってこともあり、ここで一つ、本州からこの地を訪れる方々に向けての

ススキノの歩き方。

ってのをやってゆこうと思いますよ。

とりあえず転ばないために


路面が見えているところは転ぶ心配はさほど無いのかと思います。
ですが、雪が残っている所は要注意、ほぼ間違いなく凍っております。
北海道民なら感覚で滑る、滑らないの判断はつくのですが、慣れない土地からの方はそうもいきませんよね。

自身、

酒の配達中、明らかに本州から来られたと思われる方が盛大に転んでいるのを見かけます。
んで、危険度が高いのが車道なんですよね。
特に中道についてはよほどのことが無いと除雪が入らないため道がうねっている上に凍っているという初見殺しさながらの難易度になっております。

じゃあどうするか?

一番良いのは靴に装着するスパイク的なものを買う。
ススキノの中のコンビニなら売っています(第一Gビルのセブンイレブンで確認済)し、狸小路のドン・キホーテでも売っておりますよ。
多少費用はかかりますが、怪我してしまうとそれ以上の費用がかかりますしね、本当に心配な方は必要経費だと思って買ってみるのも良いかもしれません。

あと、歩き方。

凍っているところでは真上から地面に圧をかけると滑りません。
道民は自然に出来ていることですが、慣れない方だと難しいみたいです。
意識するとしないのとではかなり違ってくると思われます。

加えて、

引きずるように歩みを進めるとモアベター。
更に転ぶ確率は減ると思います。
ホント、子どもの頃は転んでも『えへへー』で済んだのに、大人になると転んだ時のダメージってえげつないんですよね。
下手したら骨折した、まであるのでたかが転倒、されど転倒、冬の北海道を歩く時には気を付けていただけたらこれ幸いです。

おわりに


読まれた方にとって『それ、常識でしょ?』なぁんて思われることもあるかもしれませんが、この時期、必ずといって良いほど転倒したことによる体へのダメージのため

救急車が出動する。

という光景は珍しいことではありませんし、この地の住人にとっては風物詩でもあるんですよね。
折角、ススキノに足を運んでくれたのですから、怪我無く楽しんでもらいたいという思いから綴ってみましたよ。
そんなわけで、

本日も楽しいススキノの夜を!


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