直近のケンドー・カシンの試合を観て。

21.3.7(日)横浜武道館

観衆1,280人
全8試合

試合結果はプロレスリング・ノアのHPを参照してください。


私は、22年間プロレスを観てきましたが、初めてこのような形で、書かせて頂きます。


私が、1番好きなプロレスラーは、第6試合目に出場した、"悪魔仮面"ケンドー・カシンです。


GHCナショナル選手権試合
第3代王者 拳王 6度目の防衛戦


おそらく久々のシングルのタイトルマッチだと思うが、私も含めカシンがチャンピョンになるとは誰も思わない対戦カードだったと思う。


しかし、盛上げ方が尋常じゃなく素晴らしかった。


タイトルマッチが決まり、仙台大会には'ライオン丸海賊男'、前橋大会には'白覆面柔道着野郎'が乱入し、拳王に精神的に揺さぶりをかけていた。


もちろん、正体は、


ケンドー・カシンだと大方の人は予想するだろう。


真実はわからないが、わからないのもプロレスの良さだと思っている。


ただ、タイトルマッチを試合前から、リング外から話題を作るのは、世界最大のアメリカ団体WWEでの、ゲストコーチの経験からだろうか。


試合前のタイトルマッチの調印式でも、謎の大きな箱が用意され、拳王が、その箱の前まで移動。どうみても怪しい箱なので、拳王は、戦闘モードで準備。


ふたを開けてみると、カシンのマスクをかぶった男がクラッカーを鳴らす。


拳王は「ナメてんのか?テメーはカシンじゃねぇだ」とつかみかかる。

その拳王の後ろから'海賊男'がやってきて、火炎攻撃。


さらにステッキで殴打。


拳王に暴行を加えてからサッサと会場を後にした。
拳王も静かに怒りを抑えながら退場した。

そして、試合の方は、






"11分13秒 P.F.S→片エビ固め"





王者拳王が6度目の防衛に成功






大方の予想通りの展開でした(笑)



カシンワールド全開の試合だった。



レフェリーのブラインドを作っての急所攻撃。


拳王のスープレックスでの反撃に対してレフェリーを利用して難を逃れたり。


コミカルな展開だけかと思いきや、巧みな関節技とエルボースマッシュで試合ペースを完全に掌握。


放送席のアクリル板を使った攻撃も。(おそらくカシンが初めて使用したのではないか、、、)
呼吸を止めながら恥ずかしい顔を配信される痛烈な精神攻撃に…


拳王のアンクルホールドには、リングシューズの紐を緩めて脱出というトリックプレーまで。


しかし、これを全て受け止めた上で、ハイキックからの、



必殺技P.F.Sを2連発で逆転勝利。



ここまでくるとさすがのチャンピョンだった。



試合後には、同じ軍団の“藤田和之”を拳王がリング上に呼び込み時期挑戦者として決定。


なぜかその瞬間は、横たわるカシンを踏みつける形で、チャンピョン拳王や藤田、両セコンドまでカシンを踏み付けいてた。


試合後のコメントブースでも、カシンの謎コメントがあり、全てを楽しませるカシンは、やっぱり曲者だなと感じた1試合でした。


来週の7度目の防衛戦は、今回の1戦とは全く違った試合になる事が間違いないが、
カシンの盛上げるパフォーマンスに惚れ惚れしました。





まだまだ、プロレスは飽きない(笑)
終わらないストーリー☆

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