星の玉の緒 響も物語り 物語
見え得ぬ時にて 大量の火虫は役者の口々から登っている
天つ日に舞ふ 青い雲に凍る
斑に染めぬ空に向かり 華麗なり輝き
目剥き役者で振り返れぬ 咲きぬ繭を作り
其の後 満目の燈なし天明かりし 遍く星々になる
大量の一色の火虫は散りてなお 七つに割れてなお
其れの少しは大銀河を形成し 子供たちが生る
遍し斑なり 空は燦然と輝いて
目の前で見える役者は幸せになって
脇目もふらず 朧なりぬ土に踊って
皆 時も忘れて 興奮として呻吟している
送り火が灯したが如く 魚の真似している
皆 幸せている
やうやく空が輝いている
綺羅星が燦然と流れている
お月様がやうやく一緒にてらてらしている友が出来る
繭に巣がく星々が幸福に動いている
日を回り 月と廻り 空に巡り
皆 幸せている
この時まで 七つに割れた火虫が未だ輝いている
未だ一色に輝いている
幸せだなあ
終わり
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