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黒点 耳空歌詞

つんざ残照ざんしょうは苦みの色 夜空で飲み込める
おだしく しきり黄泉を落ちつつもの
死にぎわの海にだり たわわをりて

顔無し子供
「虚ろの影をいたりをる!」

子守唄
嬉々きぎぼしと打つ 大空おおぞらへ渡るよ」

女性「わんわん!」
男性「わんわん!」

煉獄は戒力かいりきに畏懼な神々かみがみしいだわ
曠劫こうごうらしい明日へ届く 記憶を始める
紅潮こうちょうあさも 溟濛めいもう壊落かいらく
追憶ついおくを薄らぎ 連なり偉ふ劫火を触りぬ

彼       「いかがものか」

鯉のぼり    「偉い劫火!」
凧のぼり    「触るのか!?」
鰞のぼり    「ああ!何りゃ!?」

奴       「ああ なにこりゃものか」

常闇でせびるもの
天獄てんごくに迎らるるが」
凝りを透けるもの
「還れぬ杳々ようように転落である」

長い舌で在るひと「見ているぞ!」
鰐の尾で在るひと「見てこそ!」

犬男      「し空を天裂き煌々こうこう!」

犬の耳(のような見目形)を真似事するお面を被りひと
「見ているぞ!」
心の顔(のような見目形)を真似事するお面を被りひと
「見ているぞー!」

犬女      「し空を天撒き空劫くうこうを!」

影虫「わんわん!」
光虫「わんわん!」

光の指のせがむ それぞれはおとなひて
ここに役割やくわり背負う しろがねの日輪をまた
燃え盛る時劫じこうを迫る 零細らいせんの黑きよ
情念じょうねんの隙を くぐりで行くものの弱く

神(偽物だが) 「あまりに問う 蛻を食らえてあろう!」

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