香川県高松観光:うどん食べて盆栽見て温泉入って和菓子作って真っ赤な灯台怖くてジュマンジ見た
みなさん、こんにちは!11月末で豊島の「ストーム・ハウス」が閉鎖すると知って、大急ぎで旅支度をした者です!
旅に出るまでの経緯については👇こちらをご覧ください。
無事に休みをもぎ取り、夫にも最低限の旅程を把握してもらい、諸々の手配も完了したので、満を持して旅に出ます!!!
旅は身軽に行きたい派なので、「足りないものは買えばいいよ!」の精神を最大限に発揮して(準備が面倒、という説もある)リュック一つを背負い!足腰が弱いので、厳選した歩きやすい靴を履き!
いざ、高松へ!
朝から新幹線に乗って、まずは岡山へ!
昼食を最大限楽しむため、新幹線ではストイックに駅弁なども食べません!・・・の予定だったのですが、夫が「え・・・?なにも買わないの・・・?」と悲しい目をしたので、結局軽食とビールを買い込んで乗車しました。
旅の醍醐味だもんね、新幹線で飲み食いするのは。
岡山からは、快速マリンライナーに乗り換え。全体的にツルンとしたフォルムがステキです。
電車が出発すると、少しのお酒で酔える夫は新幹線で飲んだお酒が効いてきたのか、緩やかな揺れと暖かさに誘われてウトウトしています。
が、1時間もかからず高松駅へ到着するので、ボンヤリ寝起き顔で高松の地を踏むことになりました。
高松観光スタート!まずはうどん。
凄い笑顔の高松駅がお出迎えしてくれました!
寝起きの夫と地図を読むのが苦手な妻、フワフワぼんやり旅のスタート!!
ぼんやり夫婦ではありますが、私達には旅のしおりがあります!しおりに従えば間違いなし!なので、まずはうどんを食べに行きます!
「よし!夫よ、うどんを食べに行くぞ!」
「やったー!お腹空いてたんだー。で、どっちに向かえば良い?」
「えーーーーーーーーーーっとねぇ・・・」
お店、決めてなかった・・・。
候補はたくさん挙げていたものの、優柔不断な私には決めきれなかった・・・のでGoogle MAPを速攻で起動。候補の中から慌てて絞り込みました。
向かった先は、手打うどん 風月さんです。
ピックアップしていたお店の中でも気になっていた、手打ちうどん 風月さんへ。少し早めの時間にお伺いしたので、ほとんど待たずにスルっと入れたのですが、その後、あっという間に店内は満席に。
良いタイミングで飛び込めて、良かったーーー。
鶏天が美味しいと評判のお店なのですが、なによりやっぱりうどんが美味しかったです!
麺がしっかり、ツルツルモッチリしているし、お出汁も体の芯に沁みわたる美味しさ。あまりの美味しさに「ごちそうさま」と言ってお箸を置いたはずなのに、「最後に一口だけ・・・」とお出汁を飲み、またごちそうさまをして、でもまたお出汁を飲みたくなり・・・と無限にお出汁を飲み続けてしまいました。
家の近所にあんなに美味しいうどん屋さんがあったら、ずっと通っちゃう(ウットリ)
とっても幸せな気持ちになりました。
次は史跡高松城跡 玉藻公園へ
お腹が膨れたので、次は腹ごなしに玉藻公園を散歩します。
園内へ入ってすぐの場所に、立派な菊の花が飾られていました。『第66回高松市菊花展競技会』が開催されていたようで、大輪の菊がズラーっと並んでいます。
「凄い立派な菊だね。菊ってこんなに大きくなるんだ」
夫が妙に食いついて見入りはじめたので、菊の素人二人による鑑賞会が始まりました。
個人的には、盆栽菊がすごく良かったです!
じっと見ているうちに、巨大な岩山に美しい華の木が根を張り生い茂っている、そんな幻想的な風景が浮かんでくるのです。
高松市の「鬼無(きなし)」と「国分寺(こくぶんじ)」エリアは、松の盆栽で全国約8割のシェアを占める、盆栽の一大産地だそうなので、高松城を見に来たら、もう一つの高松名物も楽しむことができました。
あと、お庭が素晴らしかったです!とても広いのですが、隅々まで手入れが行き届いていて「これは・・・お金持ちすぎる・・・」という感想が漏れるほどの立派な庭園でした。
夫婦揃って好奇心旺盛で、目の前の事象を楽しむことにかけては前のめり気味なので、目に飛び込んでくるもの全てが興味深かったです。
少し歩いては足を止め、また歩きだしては止まって、を繰り返しながら広いお庭を満喫しました。
海沿いのカフェで美味しいスイーツを楽しもう!
そんな風に歩き回ったら、足腰の弱い私はさっそく歩き疲れてしまいました。
一旦、カフェでゆっくりすることに。海沿いのとっても雰囲気が素敵なカフェ「umie」さんにお邪魔しました。
店内の写真は、他のお客様が写り込んでしまうので撮影しなかったのですが、是非Webサイトで見てみていただきたい!
外観も内観も海沿いに打ちあげられた流木のような、荒々しさと素朴さがあって、個人的には落ち着く空間でした。
窓際の席に座ることが出来たので、海を見ながら美味しいお茶とスイーツを頂くという幸せな時間を過ごしているうちに「この時が永遠なら良いのに(遠い目)」と、なぜかメランコリックな気持ちになってしまいました。
スプーンでチビっとチビっとすくって、チョビチョビ大切に食べたくなるお味でした。美味しかったなぁ。
露天風呂(温泉)付き客室ってスゴイ!
のんびり休憩していたらチェックインの時間が近づいてきました。観光はストップして、タクシーで宿へ移動します。
ホテルに到着した途端、夫が不安げに口を開きました。
「こんな良い宿に泊まって良いの?大丈夫?」
何を持って大丈夫とするのかによりますが、少なくともちゃんと予約して代金もお支払いしているので、大丈夫です。ホテルの格と私達の格が見合っているのか?と問われると、少し不安になりますが。
それくらい、良いホテルでした。
チェックインの手続きを対応頂いたスタッフさんが、丁寧かつ親身になってくださって、本当にありがたかったです(翌日、絶対に乗らなきゃいけないフェリーがある、と伝えたら、朝食の時間からタクシーの手配まで色々考えてくれた。ありがとうございました!!)
そして、本当に良いお部屋だった・・・。
露天風呂が・・・しかも、温泉が付いてる・・・お部屋も写ってないけど、広かった・・・でも、無理のないお値段だった・・・ありがたすぎる。
夫の「温泉に入りたい」という希望を、これ以上ないほど叶えてくれるお部屋でした。「絵の資料に(夫はフリーイラストレーター)」と言いながら、夫が露天風呂を激写していました。多分、嬉しかったんだと思います。
喜んでもらえて、なによりです。
ちなみに翌朝の朝食会場では、朝食の予約をするタイミングが良かったのか窓際の席に座ることができました。
朝日に照らされる高松の街を望むことができて、最高に気持ちよかったです。
スタッフさんの自然な気遣いも心地よく、本当に快適に過ごすことができました。花樹海さん、また行きたい!
和菓子を作ろう!
時間は戻って。
チェックインを終えた私達は、菓子木型で和菓子を作る体験ができるお店、豆花さんへ向かいました。
先日、私の大好きなアーティストである山口晃画伯が、京都の和菓子屋さん「鍵善良房」がコラボして和菓子を発売されました。
※詳しくはコチラ👇
それ以来、和菓子のことが気になっていたので、この機会に自分で作ってみることにしたのです。
豆花オーナーの上原さんは、お父様が菓子木型職人。
豆花では、そのお父様が作られた木型を使った和菓子づくりの体験が出来ます!
今回、私達は菓子木型を使った和三盆づくりを体験しました!
本当に!
楽しくて!
凄い楽しすぎて!!
なにも写真が残っていません!!!
駄目じゃん!!!!
いや、夫婦揃って夢中になってしまって、なにも撮影していませんでした。今回の日記を書こうと写真を見返して、ビックリしました。
木型にフワフワの和三盆をぎゅうぎゅう詰め込み、木型をクルっとひっくり返し、ポロっと和三盆のかたまりが落ちてくる瞬間が病みつきになります。
夫は「気持ちいーーー!癖になるーーー!」と叫んで、オーナーさんを喜ばせていました笑
鯛や俵型といった和風なものから、かわいい肉球の木型もありました!
高松市へ行かれる方には、オススメの体験です。是非是非。
夜になったら真っ赤に光る灯台
和菓子体験を終えるころには、日も落ちて暗くなってきていました。
待ってました!とばかりに、今度は海沿いへ移動します。
高松市には真っ赤に光る灯台があるらしく、それを見に行くのです。
が、この日は風がハチャメチャに強い日でした。
瀬戸内の海は穏やか、と聞いていたのですが、波がとんでもない勢いで防波堤に打ち付け、バッシャンバッシャン飛沫を上げています。なんなら、陸地まで波が侵食してきています。
明かりのない海は漆黒で、目を凝らしてもなにも見えません。
ごうごうと吹きすさぶ海風と、容赦なく打ち付ける波にさらされながら、灯台へ続く長い海上の道を歩くうち、私はすっかり怯えてしまいました(そもそも暗所が苦手)
かたや、夫は平然としています。
「うぅぅぅ、こんなに海が荒れてて怖くないの?」
「全然。実家のそばの海もこんな感じだったよ」
そうでした。夫は海に縁のある土地で育ったんでした。慣れっこなわけです。かたや私は、海とは縁遠い土地で育ちました。なので、海の暗さと荒々しい波にビビっちゃってるわけです。
「そうかぁ、こういう海に慣れてるのかぁ」
「うん。それよりも・・・僕は、あの灯台が怖いよ」
夫は、どんどん間近に近づいてくる灯台を見て言いました。
赤い!想像の10倍くらい赤い!!
目の前に現れた灯台「せとしるべ」は、こちらの想定を遥かに超えて赤く光っていました。
「せとしるべ」は、世界初のガラス灯台で、高さは14メートル。日本三大夜灯台、日本夜景遺産に認定される、美しい灯台です。
ただ、この日は天候も合わさって、その赤い輝きがひどく妖しく感じられました。
漆黒の闇の中で、赤い光を放つ灯台。こんな灯台、他では見れないと思います。少し怖い思いをしても、見に行けてよかったです。
高松観光の締めくくりは『ジュマンジ』
これにて高松市で行きたいと思っていた場所には、全て、ではありませんが、おおよそ回ることができました。
吹き付ける風に体温と体力を持っていかれた私達は、近くのレストランで食事をした後、ホテルに戻って温泉に浸かって一日を締めくくろう!ということに。
入ったレストランは、お洒落な洋食店でした。
※疲れ果てていたので、またまた写真が一枚もありません。
ダイエット中の夫とメニュー選択で若干の鍔迫り合いがあったものの、暖かくて落ち着く室内でほっと一息ついた時、目に飛び込んできたのがフロアのモニターで上映されていた『ジュマンジ』でした。
「ねぇ。あの映像『ジュマンジ」じゃない?」
「え?あれ?そうかな?」
「ホラ、すごろくみたいなゲームしてる」
「本当だ。『ジュマンジ』だね。僕、初めて見たや」
「私も初めて」
・・・こうして私達の高松観光の思い出は『ジュマンジ』で締めくくられました。
今、横にいる夫に聞いても「ジュマンジ旅行みたいなもんやったね」と言うくらい、理由はわかりませんが、なぜか強烈に『ジュマンジ』の印象が焼き付いて一日を終えることになりました。
翌日は、ついに豊島へ向かいます。
フェリーを一本乗り過ごすと、数時間ロスすることになる!!という緊張感の中、ホテルで眠りにつきました。
あーーーーー、高松観光、楽しかったなぁーーーーー。