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剛力スーパーカット(ニッタク)

第一回目の用具記録は現在使用しているニッタクの剛力スーパーカットになります。初めての試みなので拙い文面になるかもですがご了承ください。

<用具概要と変更した理由>
剛力スーパーカットはミキハウスの橋本選手や佐藤選手、また村松選手などカットマンのトッププレイヤーが使用しているラケットです。特徴としては他のカットラケットと比較すると重量が重く(平均105g。自身のは106g)、ブレードは等圧の7枚合板(ウォールナット)で板厚は4.9mmとなります。またグリップはフレアのみです。
変更理由としては第一にトッププレイヤーの使用実績に惹かれて使用してみたかったということと、以前のラケット(ディフェンシブクラシックMJP)が異様に軽く(73g)どうしてもカットの際に相手の球に押されてオーバーしてしまうことが見受けられたためです。また当時バックにカールP4(0.5)を使用していたのですが弾まなさ過ぎてカットが浅くなり打たれる展開が多かったため少し弾む用具にしようと思ったためです。余談ですが用具変更を検討していた時期にたまたまフラッと立ち寄ったお店のクランキーとディスクが頑張ってくれたからです(笑)

<使用感>(使用ラバー:ジェネクション特厚、イリウスS超極薄)
まず結論からいうと値段がお高いだけの価値はあるラケットで、他に類をみない合板構成から扱いにくいイメージがあったのですが意外と扱いやすいと感じました。グリップも細すぎず太すぎずでちょうど良い形状ですしやや角ばっているのも個人的には好みでした。
・カット系技術
カット技術では打球感にやや硬さは感じるものの板厚が薄いからかしなりも感じられる新感覚で、非常に安定します。若干上に飛び出しオーバーしたかな?と感じてもストンと収まってくれるようなカットになります。また硬い割には球持ちがよく、響く打球感でかなり感覚はいいです。強いて言えばゴツゴツしてより球持ちのあるディフェンシブプロのような感じです。
重心がやや先端にあり重量が重い為相手の球威に押されにくく抑えやすさは抜群にあります。切るカットもやりやすくナックルにしたいときは球との接触時間を短くして板の硬さを利用すれば簡単に出せます。ツッツキもほとんどカットと同じ使用感で非常にやりやすく特に粒高のバックカット、ツッツキで変化が出しやすいです。個人的にはカットの安定感と変化のつけやすさはこれまでのどのラケットよりも優れていると感じました。本当は自分は硬いラケットが苦手で敬遠していたのですが剛力はまた違った種類の硬さというか「硬いのに柔らかい」ような感覚なのでぜひ硬めのラケットが苦手な方でも使ってみてはいかがでしょうか?

・攻撃系技術
攻撃ではカットとは打って変わりやや直線的な軌道で謳い文句通りミートがやりやすいです(ブロックも同様)。ドライブでは若干食い込みとしなりは感じますがこれもやはりやや直線的な軌道になります。ただ上には上がる感覚があるためドライブに関しては少し癖のある性能になっているため練習での慣れが必要です。下回転打ちでは対上回転のドライブと比較するとさらに上へあがる感覚(しなり)があるのでネットミスはほとんどありませんでした。前へ振ってもしっかり球が上がってくれて且つ板の硬さでスピードもでるため好感触でした。

<まとめ>
現在1ヵ月ほど剛力スーパーカットを使用してみて、攻撃の面では多少慣れが必要ではあるけれどもカット系技術に関しては文句のつけようがないくらい素晴らしいので一応用具は固定しようと思っています。
ただ用具変更を検討している方へのアドバイスとすれば、やはりかなり重たいので手首や肘への負担がかなり大きいです。そのためラバーを軽いものにしたり、粒高を硬めではなく柔らかめのものにすることをオススメします。自分もイリウスS(粒、スポンジ両方硬め)を使用していて自分で粒を倒さないといけない分スイングを早くしないといけないため肘がきつかったです。そのため多少勝手に粒が倒れてくれて扱いやすいカールP4に戻す予定です。もしラバーはどうしても変更したくないけど使ってみたい方はノーマル剛力が一回りサイズが小さくブレードは全く一緒なのでぜひ検討してみてください。


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