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さようなら、ガムシロップ。
変わらない朝、変わらない駅、変わらないカフェ、変わらないメニュー、変わらない仕事、変わらない生活、そんな代り映えのない毎日が…
大好きすぎる!!!!!!!
もうね、決まったルーティンが大好きすぎるんですよね(笑)もう余計な変化とか邪魔邪魔邪魔。同じでいい!というか同じことだって、積み重ねれば、それが変化になるから!!!
しかし…。そんな変化のない安心に、ついに影が…。
午後の仕事をするときは、いつものお気に入りのカフェで「抹茶ラテ」を頼むのが習慣になっていたのですが…、
あれ、ガムシロップが出てこない…!
いつも抹茶ラテと一緒に出てくる小瓶に入ったオシャレなガムシロップが、とうとう出てこなくなった。おそらく店員さんはこう思ってくれたんだろう。
「あの人、いつもガムシロップ使わないから、出さなくていいか」
確かに、ほとんど使ったことはなかった。だけど、10回に1回ぐらい「ちょっと今日は甘くするか」という気分になる時がある。しかし、もう二度と自分の前にガムシロップが出てくることはない。
「いや、店員さんに出してもらえばいいじゃん」
と思う人もいるだろう。しかし、何というか、わざわざちょっと離れた店員さんに声をかけてまでは貰いたくはないし、何より
「え、あの人、ガムシロップいらないんじゃないの?え?いるの?なに?おちゃくってるの?この店を混乱させたいの?」
という気持ちを与えてしまうのも嫌なのだ。店員さんからしたら、「自分=ガムシロップのいらない抹茶ラテ」という変わらない方程式だったはずなのに、10回に1回の気まぐれ気分のために、その絶対的安心感を覆してしまうのに抵抗があるのだ。
さようなら、ガムシロップ。
まさに、同じことの積み重ねが、変化になった瞬間。だけど、抹茶ラテは変わらずに美味しい。