めんどくさいのうた
最近私がずっと聞いている曲がある。
タイトル通り「めんどくさいのうた」
五十嵐ハルさんの曲。
Instagramで流れてきて衝撃を受けた。
「先生どうしたらいいの?難しすぎるって。人生ずっとハードモード、疲れちゃう!」
「せいぜい年に数回のハッピーじゃ足りてないよ。たまにはそっと休ませてよ。」
私の中の“先生”のイメージは、ただ勉強を教え、子どもたち同士の問題を対処し、時に保護者からのクレームにも対処する、そんな大変な仕事。
だけどこの曲の“先生”に受けた私のイメージは“先を生きる人”つまり“人生の先輩”というものだった。
現代を生きる若者が、時代を超え生きてきた先輩に、人生の難しさを問う。
今の世の中は、インターネット、SNSの社会にまみれ、何が本当かなんてパッと見分からない。フェイクニュース、誹謗中傷、ネット依存。見えてる世界は閲覧履歴に基づいたオススメ投稿。
自分で探しに行かなきゃ見えない世界が多い。より多くの情報が手に入りやすい世の中になったのに。
人生の乗り越え方だって同じかもしれない。
ネットで探したって見つからないのかも。
もしかしたらあるのかも。
だけどそれって、成功者だから言える言葉だったりしない?
結局、人生って自分で動くしかないし、そのために誰かの言葉に縋ってみるのもありかもね。
だけど
それでも、乗り越えるのがしんどい時がある。全部めんどくさい。何もやりたくない。
何の為に料理も掃除も洗濯物してんだろって。
そんな気持ちに寄り添ってくれるこの曲。
全てが前向きな曲聞いてても、綺麗事だなって思っちゃう。
綺麗事も、応援も無い。
でも、諦めの中に、少しだけまだ希望を抱いてしまっているような、そんな曲だから、好きになったのかもしれない。