成長を言葉にできるのか?
成長について考えていて、ふと思ったことが「成長を表現することは難しい」ということ。
職業柄だと思いますが、就活の時に「私が学生時代○○をして成長しました!」というのがうまく伝えられない人が多いなぁと
そこで、ヒントを探すために「言葉にできるは武器になる。」という本を読んでみました。
この本の中には「外に向かう言葉」と「内なる言葉」という2つの言葉が出てきます。
「外に向かう言葉」というのは普段私達が話したり書いたりしている言葉。(このnoteも「外に向かう言葉」で書かれています。)
一方、「内なる言葉」というのは、自分の頭の中で考えている時の言葉。この、「内なる言葉」をしっかりと充実させないと「外に向かう言葉」が良くならないとのこと。
就職活動という場面では、「外に向かう言葉」にフォーカスが当てられることが多く、「丁寧な言葉遣い」や「テンプレ化した応答」みたいなものを習得することに力を注いでしまう人が多い気がします。
なので、面接などで、成長を表現するときにも「サークルでリーダーをしました、その経験からリーダーシップを身に着けられたのと同時にチームでの開発の難しさを知ることができました。」というようなありきたりな回答で終わってしまうことが多いのではないでしょうか?
しかし、採用担当者が知りたいことは「内なる言葉」から感じ取ることができるその人の人間性なのだと思います。(ある程度のスペックの人を大量に一括で採用をするスタイルの場合は違うと思いますが…)
なので、就活生は「内なる言葉」を充実させて、それを表現するということが重要なのだと思います。
本書では、「内なる言葉」を充実させるために、考え方を広げながら深掘りするT字型思考法というのが紹介されています。
表面的な事実だけではなく、「なぜ大変だったのか?」「それを解決するために何をしたのか?」「そもそも、なぜリーダーになったのか?」といった事を考えて思考を広げていくことで、自らを表現するための「内なる言葉」が充実していきます。
「内なる言葉」を充実させたら、その中から「私は○○をしたから成長ができました」という言葉を選び取れる様になると良いのかなぁと。
私自身も、なぜ成長をしているのかを振り返る良い機会になるなぁと思いながらこの記事を書いています。
そう考えるとまだまだ「内なる言葉」が充実していない状態でアウトプットしているのは良くないかもしれないですね。
もう少し自分の中で「内なる言葉」を充実させたらまた記事を書いてみます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?