待ち続ける 家康
今日は、家康。
彼の子供のころは、今川家の人質として、成長した。
やっと自立して、武将として力を蓄えていたが、同盟していた親分の信長が、
本能寺の変で死に、あれよあれよと天下を取ったのは、豊臣秀吉。
そして、自分の世がくるまでと、秀吉に律儀に仕えながら、秀吉が死ぬまで待った。
関ヶ原の戦いで勝ち、秀吉の遺児
秀頼とその実母、淀君が自分に戦を仕掛けてくるまで、待つこと、10数年。
秀頼を滅ぼし、自分の世になるまで、
待ち続けた人生だった。
それを支えていたのは、長生きできるように健康に気をつけていた用意周到さだった。
待つことというのは、人生にとって
重要なこと。
男は、いい女を落とすのは、普段の気遣いもさることながら、自分への気持ちへの傾きを、待ちながら、機をとらえて、一気呵成に攻めること。
これは、ひとつの例えであるが、
家康は、日本史上、1番待った
男であった。