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庶民に優しい 織田信長

 織田信長は家臣には、厳しかった。

 だが、庶民には優しかったようだ。

 本願寺と死闘を繰り広げていた

 信長が、京へ向かう途中、陽気が

 いいので畑の中で一人の農民が、

 昼寝していた。

 信長の馬のくつわを取っていた武士が
 気づき、切り捨てましょう と激高した。

 しかし、信長は、笑いながら制し

 「領主が合戦にでかけようが、百姓は土の上でいびきをかく。おれはこういう光景が好きだ」といった。

 これは、童門冬二先生の『新訳 信長の言葉』の中で出てくるエピソードを引用したものだが、
 この信長と百姓との光景が、たまらなく好きだ。

 信長の農村に対する治世は調べていず、研究不足だが、なんとも
微笑ましいものだ。

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