ノイズを除けば、勝手に育つ
植物が育つためには、除草が大事なように、人が育つためにもノイズを取り除くことが大事だという話。
「自己成長」や「スキルアップ」をすることこそが善だと考えていた過去の自分に知ってほしい考え方だったので、noteにも記録しようと思います。
人が生まれ持つ、可能性を信じる
スクールに通って、コーチングを学んでいた時期があります。
CTIコーチングでは「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」という言葉を用いて、人というものを表しています。
難しい言葉を使っていますが、「人がもともと持っている可能性を信じる」と言い換えても良いと思います。
人はもともと創造力と才知に溢れている存在であるならば、余計なことをせずとも大きな花を咲かせるはずです。
でも、それができない原因は私たちを取り巻く「ノイズ」に他なりません。
大きいノイズは、自分自身で決めた限界だったり、親からの制限だったり、SNSしか繋がりがない赤の他人からの誹謗中傷だったり。
小さなノイズとしては、上司からの小言や、恋人に送った恥ずかしいLINEなど。今にフォーカスすることを妨げる環境の数々が挙げられます。
最近では、「やりたいことを見つけよう」だとか「自己実現のために内省しよう」などよく言われています。
もちろんそのことも大事なのですが、ノイズを取り除く方が大事なのではないかと思うのです。
ノイズがなければ、勝手に育つ
もともと持ち備えている資質を最大限に発揮することが、その人の命を1番輝かせることができるのではないか。
まっさらになってしまえば、やりたいことだって自然に湧いてきます。
例えば、突然1ヶ月の休みができたとしたら?
好きな場所に旅に出るでもいい、自然に囲まれた場所で焚き火をしてもいいですし、好きなだけ本の世界に身を委ねるでもいいかもしれません。
勝手に湧き出るものがきっとあるはずです。
好きなことに向き合っている時のエネルギーは凄まじいものがありますし、周りの人も応援してくれることがあると思います。
ノイズを取り除くためにできること
自分の中からエネルギーが自然と湧き出てくる状態を、ノイズが少ない状態であると定義します。
そんな状態をつくるためにできることとして、簡単な順から大きく3つ取り上げてみました。
①机の上を整理する
まずは5分でできることからということで、普段使う机の上を片付けてみる。そうするだけで、気持ちはスッキリすると思います。
今も机の上を片付けましたが、それだけで気持ちいい。
②マインドフルネスを取り入れる
ふたつめは思考のノイズを取り除くためにできることです。瞑想やヨガなどは思考をまっさらにしてくれます。
他にもサウナに行ったり、小説の世界に身を浸すこともマインドフルな状態になりやすく、ノイズが少ない状態をつくり出すことに一役買ってくれそうです。
③断捨離をする
普段、身の回りに囲まれているものからの影響は絶大です。そこで触れているものが自分にとって心地悪いものはすぐに捨ててしまう。
ものへのこだわりは強い方だと思いますが、棚の中を除けばいらないものもたくさん。このnoteを書きながら、捨てたい欲が高まっています。
もっと大きなノイズに対しては、コーチングだったり対話などを通じて、内観していくことで取り除けると良いかなと思います。
勝手に育つ、土壌をつくる
そうしてノイズを取り除いたときには、栄養たっぷりな土壌ができあがるように、人が育つための土壌になっていきます。
環境を整えることこそが優先度高くやるべきことであり、あとは人の力を信じて、勝手に育つことを待つだけです。
どれだけ効果的かは分かりませんが、しばらくは無理して成長を目指すのではなく、ノイズ除去に集中して生活をしていきたいなと思います。