気持ちが少し楽になる。”ものの見方”の捉え方。
いつの間にか、自分にとってマイナスと捉えていることは誰しもにあります。僕にとっては、「承認欲求」はとてもマイナスなものでした。
でも、「承認欲求」というのも、ただそれがあるだけで、そこにプラスもマイナスもありません。承認欲求さんの気持ちに立ってみると、勝手に嫌な気持ちを抱いてしまうって、、、可哀想なことをしていました。
価値判断を手放すと、気持ちが少し楽になる。今日はそんな話を書いてみます。
良いも悪いも取っ払った、「あるがまま」
まいにちの生活のなかで、たくさんの選択をして生きています。良いや悪いもそのひとつ。
身長は高いほうが良い、プライドが高い人は悪い、承認欲求は悪いなど。意識的か無意識的かに関わらず、あらゆることに値踏みをしています。
そんなときでも、一歩下がって「あ、そうなんだ。身長が161cmって事実があるだけなんだ。」と俯瞰してみる。あるがままが見えてくると、気持ちは少し楽になっていきます。
でも、それがただ"ある"ということに気づくのは簡単なことではありません。
あるがままを見る方法
今日はコーチングを受けました。そのことで自分を俯瞰してみることができたので、これを機に「あるがまま」を見つめる方法について考えてみました。
①人を頼る
手っ取り早く客観的になれる方法だと思います。信頼できる身近な人、あえて普段は話さない人、気になっている人など、誰でも良いと思います。口に出すことで客観的に捉えられるようになります。
オートクライン効果という現象があります。これは自分が放った言葉を自分で聞くことで、「自分ってこう思ってたのか」という気づきが得られる現象です。この現象が起きることも対話の意義だと思います。
でも、人に相談することが得意じゃないという方もいるかと思います。そんな方にはコーチングをぜひオススメしたいです。
自分のことをとにかく話し続けられる場。聴くプロを相手にすることで、新しい疑問や気づきが得られるので、客観的に自分を見つめるときに有効な手段です。
②逆を考える
良いと思ったら、その対象の悪い面を。悪いと思ったら、その対象の良い面を考えてみることで、フラットな見方に近づきます。
例えば、自慢話ばかりする人に対してイラッとマイナスの感情を抱いたとします。
そのときにマイナスの感情を抱いたのがなぜか?を問うのも良いのですが、そのことに対して良い面を捉えようと試みてください。
話してもらえるから気を遣わなくて良いだとか、自分のことを語れるなんてカッコいいだとか、プラスの側面が見えるとします。
その上で、"自慢話ばかりする人"というあるがままを見てみると、最初よりフラットに見れる気がします。
③描写してみる
その対象をデッサン的な感じで描写してみると、ただのモノ化していきます。
対象が「承認欲求」などの概念の場合にはあまり適していないかもしれませんが、虫であるとか、人であるとかにおいては有効です。
内にとどめず、外に出す
①〜③のどの方法も、外に出すことがポイントなのだと思います。内側でもやもやを抱え込んでも、そこから先には進みません。
だから、一度外に出して客観性を持たせてあげる。それが物事に良い悪いのレッテルを貼らずに、「ありのまま」見る有効な手立てなのだと思います。
そして、ありのままに物事が捉えられると少し気持ちが楽になる。ふっと一息ついて、ゆったりと過ごしてみるのも良いものです。