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2歳児の遊び紹介〜シール貼りに正解は無い〜

シール貼りをする2歳9ヶ月の娘
出来上がった作品


モンテッソリー教育の活動の代表的な例として丸シールのシール貼りというのがあります。

この活動は
手先を器用にする
集中力を身につける
作業力を身につける
形や色の認識を育てる
想像力を育てる
達成感を味わい、意欲を育てる
というたくさんの効果が得られる遊びです。


2歳の娘も写真のようにイラストの中にある太い丸の中にピッタリと合わせてシールを貼るようになりました。

では、これに至るまでにどのような活動があったのか、その話をしたいと思います。

まずシールのペタペタとした感覚が嫌だった1歳。

正直この時は手につく感触が得意では無かったようです。
しかし、素材に触れ、
『ペタペタする面とそうでない面がある』
『紙にシールがくっつくと剥がれにくい』
などの発見をしていきました。


2歳になることにはこの、感覚にも慣れ、感覚遊びやお絵描きもダイナミックになってきました。

2歳になりたての頃は丸の枠の中に正確に貼ることが難しく、
手にくっ付いたらママー取って〜><ということがありました。
それでも素材との関わりを見守りってきました。
私は枠の中にシールを貼るということはゆっくりと動作のみで伝え、
その通りにやるかどうかは本人に任せていきました。

2歳半を過ぎると、秩序を持って、丸の中にシールを貼れるようになって、現在に至ります。


何を言いたいかというと、シール貼り遊びには正解がないということです。
モンテッソーリの活動の多くは、提供の仕方が決まっていて、茶道のお作法に似たところがあります。
大人はそれ通りに教えて、行動もその通りにさせようとしがちです。

好奇心の芽を摘み取らないように、
本人の考えた遊びや、チャレンジした姿勢に
『いいね』と言えるような心構えが1番大事だと思います。



シールをぐちゃぐちゃに丸めても、
貼ったシールを剥がしていたとしても、
その子に取って必要な動きであり、
発達にとって必要なことだと思えるかどうかが、
その後の大人の声かけや関わり方に大きく影響を与えるでしょう。


大人の都合で子どもの言動・行動をコントロールしていないか、
子どもにして欲しい行動を大人が圧をかけていないか、
その日の自分の行動をふりかえることを、
これからも大事にしていきたいと思う。

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