凸凹会話集Part2

①「ようやく気付いた、君の美しさに」

　 「バカね、私が分からせてあげたのよ」

②「感情なんかで動いちゃいないさ」

　 「じゃあ何なの？現実逃避？」

　 「愛」

　 「救いようない馬鹿ね」

　 

③「逃げてもいいよ」

　 「どこに？」

　 「私が見えない場所に」

④「死のストッパーになってくれる？」

　 「嫌よ」

⑤「花にもなれない、鳥にも星にも」

　 「だから君は歌うの？」

　「そうよ」

⑥「エアコンが死んでるよ」

　　「人工呼吸しなきゃ」

⑦「好きだよ」

　「どのくらい？」

　「君のゲロなら飲める」

　「まともな事は言えないの？」

⑧「嘘でも優しい世界が好きだ」

　「だからあなたも嘘つきなの？」

　「僕は優しくないけど」

　 「悲惨ね」

⑨「神様は目が見えない代わりに耳が良くて

　　本物の願いや、祈りは、全て聞こえてるんだって」

　「だから何？」

 ⑩「冷房、強すぎない？」

　 「これでいい、その手で温めて」

 ⑪「どのくらい好き？」

　 「殺したいくらい」

 ⑫「生まれる場所を間違えちゃった」

　 「どこならよかった？」

⑬「あなたの日記とても苦しそう、思い込んでるみたい」

　「何を？」

　「今の恋人や幸福な生活をオブラートに包んで

  　飲み込んでる感じ」

　「薬を飲めば、悪化はしないけど

　”治るとは限らない”って言いたいの？」

　「答えは、そうよ」

　「鈍感になれと言わなかったっけ？」

　「鈍感と麻痺とは違う話よ」

⑮「どのくらい好き？」

　 「君の血なら舐められる」

　

⑯「きっと彼女はメイくんのミューズだから、大切してね」

⑰「あなたの喋り方には主語がないのよ」

⑱「ガソリンは飲んだ事ないけど、色んな味を知ってるわ」

⑲「何を描いてるの？」

　 「太陽」

　 「どうして緑色なの？」

　 「あなたの胸に聞きなさい」

⑳「キスしていい？」

　 「私がお墓になったらね」

㉑「英語なんて簡単よ」

　 「本当？」

    「ｱｲﾗﾌﾞﾕｰは愛してる、ファックユーは死んじまえ」

　 「立派だね」

　 「アメリカではアイ・ニード・ユーが最上限の恋愛表現」

　 「覚えておくよ」

㉒

「私、分裂症なの」

「何が分裂してるんですか？」

「目の前の全てが」