フリーランスSEとしてのビジネスモデル案

最近、『「納品」をなくせばうまくいく!』という本を読んで、SEのビジネスモデルはどういうものがよいのか考えさせられました。
本の内容は読み終わってからざっくり紹介しますね。

従来、フリーランスSEとして仕事を請ける場合、以下の2パターンがほとんどだったと思います。

1.システムの受諾開発(完成版を納品)
客「このシステムつくってね!」
SE「これなら○○円で、いついつまでにつくれるよ!」
客「じゃそれでよろしく!」
SE「できた!」
客「じゃ○○円ね!」
SE「まいど!」

2.開発要員としてチーム入り
客「やべぇシステム開発間に合わない!人ふやそう」
SE「んじゃ手伝うわ、一ヶ月○○円ね」
客「じゃそれでよろしく」

しかし1の場合、システムの仕様変更があった場合に開発費が変わったり、そもそも出来上がったシステムがいまいち客の要望とずれていたり、なんて問題がありました。

2の場合はSEの成果に関係なく月単価なので、時間を切り売りしてる状態ですね。ぶっちゃけバイトと同じです。デスマ案件なんかに突っ込まれると、金は入るけど時間がなくなるという自体に陥ります。
というか、これで入る開発チームは大体1のパターンで仕事しているでしょう。というわけで、客からみたら1の問題も付随します。

で、今読んでる本ではこれらの問題を「完成したものを納品するからこんなことが起きるんだ!そんなら客の意見をシステムに反映し続ければいいんじゃね?」という方法で解決できる!と書いてます。

そのため開発は月定額、客との契約が切れるまで、常に開発・修正を繰り返していくビジネスモデルが紹介されていました。

実際これは非常に面白く、次々に仕事を受注し続けないといつかは食えなくなるフリーランスSEとしてはちょっと応用していきたいな、と。

この方法であれば契約が続く限りずっとお金が入り続け、かつ開発作業を効率化することで時間もつくれる。実にすばらしいですね。

で、これを知ってちょっと考えたのですが、以下のような成功報酬みたいなビジネスモデルってどうでしょうね。

1.開発費は月定額(かなり安めに設定)
2.実際に運用開始後は、月々、そのシステムで得た利益のn%を権利費?のような名目で頂く
3.何がしかの追加開発・修正等は2から賄う
4.3が2の期間内でない場合は1と同額の開発費を貰う(その月は2を貰わない)
5.最後に開発・修正をした月から一定期間、2のお金を貰う

これならシステム運営側も開発者側も、実際に利益を生むものを作ろうと考えるでしょう。いいものをつくればそれだけ収入が増える見込みがありますからね。

色々穴がありそうですが、作ったものの「質」が「収入」に転化されるようなビジネスモデルがあればなぁ、と考えています。

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