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【パワーワーク】何のために働いて、何のために生きるのか

お久しぶりです、Hです。今回は株式会社ゴーリストの制度であるパワーワークに参加したので、そこで得られたことなどについてお話します。


パワーワークとは

ゴーリストでは「パワーワーク」という制度を実施しています!
パワーワークとは、「もっともっと成長したい🔥」というメンバーが任意で参加する、1ヵ月間毎日出社をして成長を加速させるための取り組みです!
経営メンバーともじっくりとコミュニケーションを取れる場があるので、普段は聞けないような話や、自身の悩みに対して多角的なアドバイスをもらえる貴重な機会でもあります。

▼詳細はこちらからご覧ください!

自己紹介

2024年4月にゴーリストへ新卒で入社し、5月にグループ会社であるフロッグ社のマーケティングチームに配属されました。

配属されてからの8ヵ月は、オウンドメディアである「HRog」の企画・編集をメイン業務としつつ、マーケチームとしてアクセス数やリード数の分析を行い、またセールスチームと連携して各企業の決算資料を読み解いて営業戦略を立てるといった業務を行ってきました。

つまり、ざっくりいえば

いっぱい数字と文字を読んで、いっぱい数字と文字を書く

業務に携わっています。

入社するまで大学、大学院で計6年間哲学の研究をしてきたこともあり、文字を読んで文字を書くことは得意分野です。働くならその強みを活かしたいと考えていたため、新卒1年目の最初の配属直後から理想の業務内容で順調に働くことができています!

ただ数学は壊滅的に苦手なので、休日はスキルアップのため数学Aから復習するなどしています。

ブックオフでそれぞれ200円でした

ところで皆さんは、何のために働いて、何のために生きるのか考えたことがありますか?

いきなり変な質問をしてしまい恐縮ですが、私にとってはこの「何のために?」というそもそもの前提を問うことが当たり前で、哲学という学問の場においてはある意味それが仕事でもありました。

ゴーリストに内定を貰うまで就活していた時も、十何社からお見送りメールを頂きながら

最後には死ぬのに何で働かないといけないんだ…? 
最後には死ぬのに何でみんな成長したい成長したいって言ってるんだ……?

みたいなことを考えていました。

しかし入社してからの数か月は社会人の生活リズムに体を慣らしたり、仕事についていったりするのに必死です。満員電車に揺られ、カレンダー上のタスクや口座の残高と睨めっこする日々。給料日は特に嬉しいものではなく、家賃や光熱費、カード引き落とし用のお金が振り込まれるだけの日。朝起きて引き落とし完了の通知メールが来ていることを確認し「今月も乗り切った……」と安堵する。

こんな感じで兎にも角にも「社会人生活を送る」ことでいっぱいいっぱいでした。

そのため漠然とした将来への不安や「死」について、また成長神話への疑いといったそもそもの資本主義への是非などについては考える余裕もなく、気づけば夏は終わり、年末に向け会社が動き始める10月頃を迎えていました。

そんな時、研究室で大変お世話になった教授から届いた一通のメッセージをきっかけに、私はまた「死」や「成長とは」といった哲学的な問いについて考えるようになります。

ゼミ室のポストが空きました。興味はありますか?

参加したきっかけ

ゴーリストに入社した際のnoteでも書いているのですが、自分はもともと就職ではなく博士課程への進学を考えていました。諸事情あって就職を決意したものの、仕事と研究を両立させ、ゆくゆくは学問の道へ戻ろうと思っていました。

そんな私にとって、教授からのメッセージはまさに渡りに船。ゼミ室に戻ることができるため、就活~入社当時の私であれば喜んで飛びついていた内容です。

しかし10月末にこのメッセージを受け取った時、前述のようなギリギリ社会人であった私は意外にも「仕事、結構楽しいな」と考えるようになっていたのです。

自分は資本主義を否定していたはずなのに、何でそのシステムの中で楽しさを感じているんだ……?
成長って何ぞやって考えていたのに、なぜ今は成長に喜びを感じるようになっているんだ……?
そもそも自分ってこれからどうしていきたいんだっけ……?

自分で自分の変化に戸惑い、キャリアプランや人生そのものに悩み始めてしまったころ、これもまた渡りに船でパワーワークに参加するチャンスを得ることができ、「経営メンバーの方に自分の率直な悩みを聞いていただいて、今後のキャリアについて考えたい!」という想いから参加しました。

実施中の過ごし方や意識したこと

パワーワークでは、経営メンバー3人と食事に行きゆっくり話せるチャンスがあります。意識したことはそのタイミングで「自分の気持ちをごまかさずに正直に伝えること」です。

自分が相談しようとしていることは、ある意味社会で働くことを否定するような内容でもあります。しかしゴーリストは会社の目標である「Company Vision」だけでなく、個人の目標や想いである「Personal Vision」も対等に扱ってくれる会社です。

最終面談を担当してくださった方。面談当時と今の自分のギャップについて相談させていただきました。
フロッグの社外パートナーをされている方。非常に独特なキャリアを歩まれており、その時々で何を考えていたか質問させていただきました。
新卒5年目でフロッグの取締役に就任された方。社会人としては先輩ですが実は同い年なので、キャリアに関する考え等について伺わせていただきました。

経営メンバーの皆様とお話しするなかで、大きく2つのことを学ぶことができました。

1つは「順風満帆なキャリアを歩んでいるように見えている方でも、最初から今のキャリアを歩もうと思っていたわけではない」ということです。

私は、取締役になる方々は新卒当初から明確にキャリアプランや目標を設定しており、それに向かって突き進んだからこそ、そうしたポジションについているものだと思い込んでいました。

しかし今回お話を聞いた皆様が「その時々で目の前のことに全力で打ち込んできただけ」と仰っており、「無理にキャリアプランや目標を設定しなくてもいいんだ!」と肩の荷が下りた気持ちになりました。

そして2つ目が「今目の前のことをやり切る」ことの大切さです。

ここまで書いてきた通り、自分はすぐ「人生とは」「成長とは」といった大きく抽象的なことを考えてしまいます。

それが間違っているとは全く思わないのですが、働くうえでそういったことを考えすぎると目的を見失い立ち止まってしまいます。そもそもこの先の人生、自分自身のことですら何が起こるかなんてわかりません。入社当時は「仕事なんてお金を稼ぐための手段!」と思っていたのに、今では「できないことができるようになるの、結構楽しいな」と思ってるくらいです。

であれば今この瞬間の気持ちを大切にして、不確定な未来のことについては深く考えすぎず、とりあえず目の前の仕事に打ち込む。1つ目の学びとも重なりますが、そうすることでいつか良い感じの人生になっているのではないかと多少楽観的に考えることができるようになりました!

そのため大学でのキャリアも魅力的ですが、しばらくは仕事に全力で取り組んでいくと決意しました🔥

パワーワークで得た学び

パワーワークに参加した1ヵ月で、ゴーリストグループ共通のバリューである「可能性を信じる」「行動者であれ」の大事さについて改めて気づきました。

自分のやりたいことや将来の目標が分からずとも、そこで考えることを放棄して停滞するのではなく、可能性を信じて行動し続けられる人間になりたいと考えています。

パワーワークを締めくくる際に設定する「あるべき姿のキャッチコピー」として、そのことを「明日死ぬとしても歩みを止めない」と表現し、全社で発表させていただきました。

例えば明日隕石が地球に墜落して人類が滅亡するとしたら、私の場合最後の瞬間を大切な家族と過ごしたいなと考えています。間もなく死んで全て無に帰すにも関わらずそうしたいと思えるのは、「明日死ぬとしてもやりたいこと、大事にしたいことがある」ことの裏返しのはずです。

そう考えれば、今この瞬間やりたいことや大事にしたいことがあるのにも関わらず、「最後には死ぬしな……」と立ち止まってしまっては本当に死ぬときに死ぬほど後悔すると思います。

だからこそ、明日死ぬとしても歩みを止めない。そういう人間であり続けたいと気づき、言語化することのできた本当に学びある有意義な1か月間でした。

また、1か月間のパワーワーク終了後のお疲れ様ご飯会では、代表の龍さんと数時間に亘ってこうした哲学の議論をするという贅沢な時間を過ごさせていただきました。

何のために働くのか
何のために成長するのか
働いて成長して、何がしたいのか

パワーワークの1ヵ月を経てもこれらの問いが完全に消えたわけではありませんが、それらの問いの前で立ち止まるのではなく、それらの問いを抱えながら歩み続ける。まさに「明日死ぬとしても歩みを止めない」姿勢が重要だと背中を押していただけてとても嬉しかったです!

今後に活かしたいこと

パワーワークは出社の機会を活かして人と話し、問題解決の選択肢を広げることが目的でもあります。

実際に参加して経営メンバーや社内の皆様とお話して、ひとりで悩んでいた10月末と比べて驚くほど気持ちが晴れやかになり日々の生活や業務に向き合えるようになったと感じています。

人と話すことで自分にはなかった新たな視点を得たり、自分が見落としていた視点に改めて気づくことができたからです。

「明日死ぬとしても歩みを止めない」人間でありたいという気づきを得られた1ヵ月でしたが、ひとりで悩みながら、問いを抱えながら歩み続けるのではなく、今後は皆様の知見や力も貸していただきながら進んでいきたいと思っています!

最後に

ここまでの内容は、このnoteで私がこっそり書いたわけではなく、ゴーリストグループの総勢60名の前で発表したものでもあります。

つまり、ゴーリストはこんな変なことを考えている人間でも受け入れ、議論してくれる懐の広い会社なのです。

もちろん労働の対価として報酬をもらう以上、哲学のことは置いておいて手を動かさなければならない場面はたくさんあります(99.9999%以上がそう)。しかし、ふと「何のために働いているんだっけ」と思ったとき、そのような考えを否定せず、むしろ「哲学飲み会やろうぜ!」と言って受け入れてくれるメンバーがたくさんいます。

私は就活でも「資本主義が嫌いです」「成長の意味が分かりません」と言って落ちまくっていました。そこまでではなくとも今の就活に違和感を覚えている方は、ぜひ「 #すっぴん採用 」にエントリーしてみてください。

あなたの価値観に寄り添って話を聞いてくれる方と話せるとお約束します!

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