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フリーランスで”40万稼げたらいいな”→『ちょっと待て!!』フリーランスを挫折する9割の理由を明確化。正社員の手取り、同額を得るには?何を基準に見るべきか。

こんにちは。ひぐちです。

今年に入りキャリアの相談件数が9月時点で1000件を超えました!!
喜んでくださる方がいるのは本当に感謝です。


さてさて、久しぶりのコラムですが
フリーランスとして同じ手取り額を得るためには、
いったいどれくらいの収入が必要となるのでしょうか?

企業の正社員として働く場合実際に受け取る手取り額は
『給与』から『税金や社会保険料』を差し引いた金額です。

フリーランスに転身を考えている方に向けて、
正社員との収入の違いを詳しく解説します。


フリーランスと正社員の収入格差を理解する


フリーランスの手取りは少なくなる?


フリーランスの手取りが正社員としての手取りの
3~5割増しの売上であった場合
実際には収入がマイナスになる可能性があります。

正社員の実際の収入は
給与に含まれない部分(ボーナスや各種手当など)を考慮すると
額面給与の3~5割増しとなる場合が多いのです。

将来のリスクや収入の信用度を考えると、
実際の収入は額面の6~7割増しにもなります。

たとえば、
正社員のシステムエンジニアの平均年収は600万円ですが
実際の収入を考慮すると780~900万円となります。

フリーランスという不安定な立場を考えれば、
正社員の収入の2倍、つまり1200万円程度が必要になるでしょう。

税金の計算と源泉徴収の違い


正社員の最大のメリットは、税金の計算と納税を会社が代行してくれる点。

フリーランスの場合、『所得税や住民税』『消費税、個人事業税』
などを自分で計算して納めなければなりません。

これに対して、正社員は会社が給与から源泉徴収してくれます。
このため、フリーランスには計算や確定申告の手間がかかり大きな負担となるわけです。

社会保険について


正社員が負担する社会保険は、本来の保険料の半分しか支払っていません。実際の保険料は給与から引かれている額の2倍です。

このため、
正社員は軽減された保険料を支払っているという実態があります。
つまり、正社員の待遇が実際には大きな経済的利益をもたらしているのです。

経費が含まれる収入の現実


会社員は、オフィスの賃料や光熱費
ネット環境などの経費を企業が負担してくれます。

対照的に、フリーランスの場合は
これらの経費を自分で負担しなければいけません。
(経費を計上すれば税金がかからないだけの話だけど)

フリーランスは毎月約3万円の経費を支出することが一般的で、
日本人の平均年収が400万円であることを考慮すると
月収の約0.9%が経費として出て行くことになります。

この経費や各種事務作業を加味すると、
実質的には収入の1割を超える可能性があります。

さらに、経費の他にも会社が負担する部分を加えると、
フリーランスが正社員と同等の収入を得るためには、
正社員の収入の5割増し、つまり約1.5倍以上の収入が必要になるでしょう。

ただし、この計算には将来のリスクは考慮されていないため、5割増しの収入が必ずしも正社員の収入と同等になるとは限りません。


正社員と同等の手取りを得るためには?


正社員の収入と同等のフリーランス収入を得るには、
年収の2倍(正社員の収入の4.7割増し)を目指す必要があります。

これは、手取りがゼロになる期間を考慮した結果、
実際には1.95倍、つまり正社員の約2倍の収入が必要になるという計算です。

この数字はあくまでも目安であり、各個人の状況によって異なることを念頭に置いてください。



自己紹介

キャリアプランナー/1994年長野県生まれ。高校卒業後、製造管理者として約6年間勤務。大手自動車システムエンジニアとして3年。トータル9年の社会人経験、その後26歳で独立。出版・WEB・教育など様々な業界の新規事業立ち上げに携わる。過去1500名を超えるフリーランスと教育(独立・起業支援)、不動産、営業代行、人材紹介など幅広い業種の事業を展開。年商9億円規模のプロジェクトマネージャーとしてフリーランスの底上げに力を入れている。累計6000名を超える20代へのキャリア指導経験から「20代専門キャリアプランナー・コーチ」としての活動も行っている。


フリーランスと相性の良い職業


フリーランスに向いている職業として、IT系エンジニア(SEやプログラマー)が挙げられます。

1ヶ月あたりの平均単価が60万〜80万円と高い水準にあり
特に豊富な経験を持つエンジニアであれば月に100万円以上を稼ぐことも不可能ではありません。

市場が人手不足であるため
スキルに自信がある人には非常に適した職業と言えます。


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収入確保のロードマップ


2023年利益の推移

こちらは独立4年目の時の実際の利益の推移です。
なかなかリアルを見ることもないと思うので出しますが
これだけの変動もありますが、地に足つけてフリーランスをすることである程度の収入は見込めます。

フリーランスとして正社員と同等の年収を確保するためには
副業で稼げるものではありません。
本腰入れて独立に向けて準備していく必要があります。

現実に、多くのフリーランスが「正社員の収入の2倍を稼ぐ」のは初めから難易度が高いこともあります。

フリーランスとしての実績がない状態では、容易にこの目標を達成することはできません。

ですので、まずは多少のリスクを背負いつつ、地に足つけて学び、さらなる目標へと進んでいくアプローチが賢明と言えるでしょう。




いかがだったでしょうか?
ぜひ読んで感じたことをコメントで書いてください^^

ここまで読んでフリーランスが難易度高いと思った方はこちらの記事も読んでみてください。

上記に書いたことは6〜7年前のフリーランスモデル
近年増えているプロジェクト型のフリーランスは様子が変わって来ています。

スキルを磨いても独立できない悩みを抱えてる方は5分でいいので目を通してください。フリーランスの全体像が理解できる記事をプレゼント。

そして僕の発信が皆さんが何かしらの人生を変える「きっかけ」になっていけたら嬉しいです。

次回投稿でまたお会いしましょう。

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