その後-結局腫瘍はどうだったのか
すっかり忘れていた。というより書くことに興味がなくなっていたのだろう。
前回の投稿が2年前。それも検査の前に次回に続くような書き方で終わっていた。
死んだと思われる終わり方である。
結果、死んではいないので一応続きを書いてみることにした。
自分の中では時間が経ちすぎていて、感想とかも全部忘れてしまった。
結局のところどうだったのかというと、腫瘍様のものはあった。
今も一応定期的に検査には行っている。
なぜ「腫瘍」ではなく「腫瘍様」なのかと言えば、それ以上は開いて見ないとわからないからである。
最初に大学病院に行った時、総合病院で撮ったCTとMRIのデータを渡し大学病院で撮った写真と比較して変化がないか確認したのだが、特に大きくなっているわけでもなく経過を観察しましょうということになった。
それから月一、3ヶ月に1回、4ヶ月に1回と検査のペースは延びて行き半年に1回というところまできた。もう次の検査がいつだったのか思い出せなくなるペースだ。
その間、私の頭の中の何かは変わることなくそこに居続け、今も共に在る。
正体は判らないまま。
「どうしても知りたければ開頭してみるしかないですね」と医師に言われ、それはそれで面白そうだなと一瞬思ったがやめておくことにした。
だからこれからも私の頭の中には正体の判らない何かが在り続け、私はそのことを時々思い出し検査の日程を確認するのである。