珈琲にまつわる事始め
第1回 #夜活さろん Twitterスペース録音
第2回 #夜活さろん Twitterスペース録音
はじまり
さて、珈琲に関する話を始めよう。
ハッシュタグは #夜活さろん で。
2022/07/09 はいさく(@hights_saku)
珈琲生産国
まずは、珈琲ベルトについて
南米
ブラジル(サントスNo.2):世界コーヒー総生産の30%と言われる
コロンビア(スプレモ):マイルドコーヒーの代名詞
ペルー中南米
グアテマラ:芳醇さと甘み
ホンジュラス:野性味溢れる酸味
ジャマイカ(ブルーマウンテン):日本でのブランド戦略に成功
メキシコアフリカ
ケニア:ゲイシャに代表されるスペシャリティ
タンザニア:明るい酸味とフルーツ感中東
イエメン(モカマタリ):モカにはじまりアジア
インドネシア(スマトラマンデリン):深みのある時わいと濃厚なコク
中国
東ティモール
ベトナム
コーヒーノキの種類
アラビカ種
かつては希少なアラビカ種であったが、スペシャリティからコモディティに移りつつある。世界中で需要が急増している高付加価値。霜害に弱いロブスタ種
主にインスタントコーヒーの原材料になったり、深い焙煎でアイスコーヒーに用いられる。Robustとは強靭を意味する
珈琲豆の製造プロセス
収穫(チェリー:生産地)
コーヒーノキから果実を収穫する。手摘み
↓洗浄(ウォッシュ:生産地)
果実にヌルヌルしているチェリー表面を洗浄して除去する
↓乾燥(生豆 Raw beans:生産地・輸送時)
洗浄後水分を天日干しにて蒸発させ麻袋に入れる
↓選別(ハンドピック作業:珈琲店)
欠陥豆を選別する。糸くずや小石などを目視でピックアップする
↓焙煎(珈琲豆、200℃前後で約20分:珈琲店)
約200℃の熱源で約20分近く焙煎して冷却する
↓粉砕(ミル、珈琲粉:珈琲店・個人宅)
珈琲豆を粉にする
↓抽出(ドリップ作業:珈琲店・個人宅)
珈琲粉を蒸らした後、約68℃の熱湯をゆっくり投入する
焙煎鮮度
焙煎直後は珈琲豆が酸素や湿気を求めている状態。飲み頃は焙煎から3〜4日後と言えるよう。賞味期限は珈琲豆の状態で20日、約3週間と言ったところ。珈琲豆を粉砕し粉の状態にすると、断面積が増えるため一気に油分が酸化して雑味や劣化が始まる。
焙煎度合い
ハイロースト:浅煎り
酸味が特徴の珈琲豆に。かつてハイローストが平均的な焙煎度合いだった。工場生産において、短時間焙煎で完成する点も特筆。
(1ハゼが終了する10分前後で焙煎を終わらせる)
シティーロースト:中深煎り
現代において苦味と酸味がバランス的となる焙煎度合い
フルシティロースト:深煎り
苦味・コク・甘みを狙いたい時にフルシティローストを選択
フレンチロースト:極深煎り
アイスコーヒーなど苦味・コクを活かしたい場合に選択。油分より、かなり煙も出る
イタリアンロースト:極々深煎り
エスプレッソ抽出のための焙煎度合いと言われている
ドリップ方法
ペーパードリップ
もっとも一般的なドリップ手法であるが、一番難しいとも言われている。蒸らしの後、68℃の熱湯をゆっくり投入して透過させる。紙が油分を吸い取るため、かなり飲みやすいスッキリした味になる
ネルドリップ
フランネル布による濾過、油分がカップまで残り濃厚な味わいとなるサイフォン抽出
濾過はフランネル布であるが、沸騰100℃で浸漬後に抽出となる
エスプレッソ抽出
ミルではなくグラインダー(石臼)による粉砕粉に対して、蒸気による圧力をかけて抽出する。セカンドウェーブ、シアトル系コーヒーでカフェラテなど一大ブームとなった
フレンチプレス
珈琲粉の味わいが表現できる抽出方法と言われている。沸騰した100℃の熱湯を一気に投入しマドラーで混ぜ、3分後に抽出終了。金属フィルターによる濾過であるため、油分も微塵も抽出される(微塵を嫌う人もいる)
(余談)日本有数の珈琲ショップ
日本を代表する珈琲店。主にファーストウェーブ、戦後昭和から続く2022年段階で現存する各地の名店。
(東京)
銀座・カフェドランブル
台東区・カフェバッハ
千歳船橋・堀口珈琲
(関東)
茨城・ザザコーヒー
山梨・バンカムツル
(大阪)
八尾・ミュンヒ
(岡山)
倉敷・倉敷珈琲館
(福岡)
赤坂・美美
おわりに
ご清聴ありがとうございました。
ドリップ珈琲は成功体験です。それぞれの楽しみ方で味わってください。
必ず新しい刺激が待っているはずです。
ご不明点ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
素晴らしい珈琲フライトの旅を!
たかなしはいさく
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