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中高生に見てほしい!国語が苦手な人へのアドバイス!

こんにちは!この記事が初記事になります!自分なりに【国語の現代文が読めるようになる方法!】をまとめたので是非見ていってくださいね!


はじめに

どう頑張っても現代文が読めない人も一定数存在します。そのような人がこの記事を読んでも時間の無駄になるだけだと思うので初めにそのような人の特徴を挙げていきます。

  1. 文章を読んでいる途中で最初に何を書いていたか?どんなことを言っていたか?それらを途中で忘れる←記憶力が足りません。考えることを放棄している可能性もあります

  2. アニメや映画の話題で少し難しい伏線の話題について解説(youtubeの解説動画など)してもらっても理解できない人←現代文の書き抜きとアニメの伏線はほぼ一緒です伏線を理解できないやつに現代文の書き抜きがわかるはずありません。

上の二つの条件に当てはまる人は現代文は諦めた方がいいです。条件に当てはまらないようになってから勉強してください。



現代文が読める人と読めない人の違い

現代文が読める人と現代文が読めない人の違いは{頭の中で物語を動画・画像としてイメージ出来ているか}です。現代文が読めない人はこれが出来ていません。
現代文を読める人と読めない人の解き方を蜘蛛の糸(芥川龍之介より)をつかって解説していきます。

例題

男は、人を殺したり家に火をつけたり、いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが、それでもたった一つ、善い事を致した覚えがございます。と申しますのは、ある時この男が深い林の中を通りますと、小さな蜘蛛くもが一匹、路ばたを這はって行くのが見えました。そこで陀多は早速足を挙げて、踏み殺そうと致しましたが、「いや、いや、これも小さいながら、命のあるものに違いない。その命を無暗むやみにとると云う事は、いくら何でも可哀そうだ。」と、こう急に思い返して、とうとうその蜘蛛を殺さずに助けてやったからでございます。
 御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、この陀多には蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。そうしてそれだけの善い事をした報いには、出来るなら、 この男を地獄から救い出してやろう と御考えになりました。幸い、側を見ますと、翡翠ひすいのような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮しらはすの間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれを御下おろしなさいました。

蜘蛛の糸

問 お釈迦様が「この男を地獄から救い出してやろう」と思ったのは何故ですか?八字で抜き出しなさい。

答え 善い事をした報い ※報い=お礼をすること・報酬

このような問題にぶつかった時に大切なのは【話の流れを頭の中で整理出来ているか?】ということです。現代文が苦手な人は【話の全体像を整理出来ていない。よって場面をつなげて考えることができない】ことが多いです。一方で現代文が読める人は【話の全体像を整理できている。よって流れを順序だてて考えられる{要するに因果関係を理解しているか}】ことが多いです。現代文が読める人が答えを出す順序を考えてみましょう。

※因果関係とは、ある事柄が起こった為に別の事柄が起こったという関係

現代文を読める人の考え方

  1. 男は悪いことをした

  2. だから!

  3. 地獄に落ちた

  4. しかし!

  5. そんな男もいいことをしたことがある!

  6. それに報いて

  7. 御釈迦様は助けようとしている

現代文を読める人は上のように物事を順序だてて読んでいます。だから問で「御釈迦様がこの男を救い出してやろうとおもったのは何故ですか?」と聞かれても、

  1. 御釈迦様は男を助けようとしている

  2. なぜ?

  3. 男も善い行いをしたことがあることに報いて

と物事をさかのぼって考えることができます一方で現代部を読めない人は【話の因果関係を理解出来ていない】人が多いです。その原因は【早く解くことにこだわりすぎて傍線部付近しか読んでいない】【場面設定をイメージ出来ていないため何が起こっているのか理解できていない】事です。



苦手な人が読めるようになる訓練方法・練習方法とコツ!

ここまで説明した文章を理解できているあなたなら現代文を読めるようになれると思います!(練習したら)現代文が読めない原因がわかったのでここから読めるようになるコツを解説していきます。

現代文を読めるようになる為の一番の近道は場面設定をイメージできるようになること!それすなわち「場面を画像や動画として頭の中で整理する」ことです!

下の文章の場面設定をイメージしてみよう!

ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう
 やがて御釈迦様はその池のふちに御佇みになって、水の面を蔽っている蓮の葉の間から、ふと下の容子を御覧になりました。この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当って居りますから、水晶のような水を透き徹して、三途の河や針の山の景色が、丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。
 するとその地獄の底に、
陀多と云う男が一人、ほかの罪人と一しょに蠢いている姿が、御眼に止まりました。この
陀多と云う男は、人を殺したり家に火をつけたり、いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが、それでもたった一つ、善い事を致した覚えがございます。と申しますのは、ある時この男が深い林の中を通りますと、小さな蜘蛛が一匹、路ばたを這って行くのが見えました。そこで
陀多は早速足を挙げて、踏み殺そうと致しましたが、「いや、いや、これも小さいながら、命のあるものに違いない。その命を無暗にとると云う事は、いくら何でも可哀そうだ。」と、こう急に思い返して、とうとうその蜘蛛を殺さずに助けてやったからでございます。
 迦様御釈は地獄の容子を御覧になりながら、この
陀多には蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。そうしてそれだけの善い事をした報いには、出来るなら、この男を地獄から救い出してやろうと御考えになりました。幸い、側を見ますと、翡翠のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれを御下しなさいました。

蜘蛛の糸

以上の文を頭のなかでイメージするには太字の言葉がヒントになります!太字の言葉は読み手(我々)が頭の中で場面設定をイメージしやすいように筆者が描いてくれている表現です!ですので太字から場面設定を読み取り、イメージしてみましょう!(太字が多くなりましたが、これらは背景や行動などを表しているため場面のイメージに大切な要素です)

イメージ出来ましたか?多くの人が出来ていないと思います。コツとしては複数の太字の言葉をつなげて一枚の画像を作ることです。そうすることでイメージが簡単にできます!

ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色の蕊からは、何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。

蜘蛛の糸

上の太字を合わせると


Microsoft edgeの画像生成AIより引用

このような画像をイメージすることができると思います!このように段落などで区切って場面をイメージすることが出来れば【話の流れを整理する】ことができるようになっていると思います!

あとはひたすら量をこなしましょう!頑張ってください!


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