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淀江町・高井谷を歩く

9月に入り、少しでも涼しくなるかと思ったらどうやらそうでもないらしい。

山の上は涼しいかもと、大山にドライブに出かけた。

爽やかな風を感じながら、みるくの里〜博労座と走り、淀江に降ったところで、ひさびさに高井谷に寄ってみることに。

淀江町高井谷は名水「天の真名井」が湧き出ていることで有名で、"真名井"と呼ばれることも多い。

いつも近くにあるレストランのパフェを求める客でいっぱいの駐車場も夕方だったためか、かなり余裕があった。

天の真名井がある高井谷の集落

車を降りて歩いてみると、山の奥にはもくもくと雲が立ち上り夏を感じさせる。

その一方で、田んぼには沢山の赤とんぼが飛び、色づき始めた稲穂と共に夕日に照らされて輝いている。

少しずつ夏に入り混じり始めた秋を感じながら、天の真名井を目指して高井谷を歩いた。

天の真名井に続く遊歩道
遊歩道の横はすぐ田んぼ
名水・天の真名井
修復中の水車小屋 茅葺きが新しい
巨木の緑が水面に輝く
泉には沢山のニジマスが泳ぐ
婚姻色が出始めたニジマス
巨木の横に祀られているサイノカミ
木に隠れているがこれもサイノカミだそう
名水で育てられる米

歩き終えて駐車場に帰ってくるころにはさらに日は傾いていた。

これからの季節、稲穂が金色に色づき、高井谷はまた綺麗になる。水車小屋は修復を終えて、隣の柿の木には鮮やかな味が実る。

そこに更なる偶然が重なり、今年はどんな景色に出会えるだろうか。

まだ見ぬ景色に期待を抱き、高井谷を後にした。

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