
ADHD向けバッグのご提案
探し物は何ですか?見つけにくい物ですか?
俺がADHDだから見つからないだけだよ!(理不尽な八つ当たり)
という訳でADHDあるあるの一つらしいんだけれど、自分はとりあえず物をよくなくす。というよりも物の存在自体を忘れる事がしょっちゅうある。
ADHDライフハックの一つに「透明で、物が重なってしまわないような浅い箱を使え」というのがあり、このライフハックはとても役に立っている。結果としては箱ではなくてスチールラックとワイヤーネットを使った作業台を組んだがこれが便利で大変よろしい。
どこに何があるのか一目瞭然!
しかし問題は外出時である。ポケットの多いバッグを使うと何がどのポケットに入ったのかを忘れるし、厄介な事にそもそも何をバッグに入れたっけ…?ってなる。
じゃあポケットのないバッグはというと…大体下の方に全ての物体がグシャァ…って沈澱するのでこれまた何がどこへ行ったどこかどこだという映画のドラえもん状態になる。
解決方法!つまりは上記の作業台みたいに全ての物が一目で何がどこにあるのかがわかるようなギミックをバッグに仕込んで仕舞えば良いのだ!
用意する材料は全て百均で入手可能!
左上の赤いマジックテープ(ベルクロとか面ファスナーとかそんな名前でもある)は必要な長さだけ切り取れるので便利。
ハトメは百均でも買えるけれど自分はホームセンターのハトメキットに付属していた物がまだ残っているので百均で買った事は無い。
超強力磁石は2枚使う。一つはワイヤーネットに固定して、もう一つは鍵束に固定する。すると鍵束の脱着が瞬時に行えるのでおすすめだ!
フリーザーバッグやその他のビニール素材のちょっとおしゃれなポーチは好みで選択すると良い。但し、入れる物によってはマチがないと出し入れがスムーズに行えなくなるので注意が必要。
ワイヤーネットはバッグに合った大きさを二枚用意しよう。なぜ二枚なのかは後ほど説明する。
そして使った道具。はい、どーん
百均とホームセンターで揃うよ!
ハサミで切るのはフリーザーバッグくらいなので一般的なの物でオッケー。
ハトメ道具はホームセンターでキットとして一式揃った物があるのでそれを買おう。但しトンカチと下に敷くゴム板は別途購入が必要。
ちょっとだけ入手難度が上がるのはホットシーラーと、その横にあるハンダゴテ温度調節用パワーコントローラー。オンラインで買おう!パワコンが無いとフリーザーバッグが接着どころか溶けてしまう事もあるのでほぼ必須。
そして写真に入れるのを忘れたけれど大事な道具がもう一つ。クッキングシート。百均で買えるよ。ホットシーラーでは溶けずに熱を伝えてくれるからフリーザーバッグの下と上に敷いて使う。とりあえず2枚分をロールから引き出しておけば何度も使える。
そして完成したのが、はい、どーん
こんな感じのバッグインバッグ!あるいはインナーバッグと言ってもいいかも。自分はヲタクなので「フレーム」なんて呼んでいる。ガンプラのMG(マスターグレード)じゃあるまいし…
作り方をざっと説明する!フリーザーバッグなどのビニール袋をまず入れたい物に合わせてチョキチョキする。
必要があるならホットシーラーでビニール袋を接着してポケットを作る。(作例だとiPhone SEとボイスレコーダーの間や、お財布とコインケースの間を接着してポケットを分割している。もしホットシーラーを使うのが面倒なら1商品1フリーザーバッグにするのもいいかも。
そしてハトメを打つ。ハトメがないとビニールが裂けていくのでこれは必須。
あとは好きな位置に短く切ったベルクロでワイヤーネットに固定するだけ!簡単!
ではバッグに放り込んでみよう。じゃん!
なんと…床に置くと勝手に自立するのである…!
フレームに引っ掛ける物の位置を高めにして重心を上に持ってくると、二枚あるフレームがどちらとも内側に倒れ込み、自動的に三角形となるので自立してしまうのだ!
このフレーム方式の最大の欠点はバッグに収納できる荷物の量がだいぶ減ると言うところ。これはまぁ…内容物の視認のしやすさとアクセスのしやすさとはトレードオフになるからしょうがないよね…。
という訳で以上が今回作成したADHD向けバッグの詳細である。自分が普段使うのはA3横置きサイズの透明トートバッグなのでフレームも横置きにしているが、縦型バッグ…例えばリュック…を多用するならフレームも縦にして使うとよいぞ!
以下おまけ情報。
最強のバッグハンガーを発見した
その名もヒーロークリップ!
一般的なバッグハンガーがせいぜい5kgまでしか吊せないのに対してこの商品はなんと27kgまでいけるのだ!なにかと荷物が増えがちな我々ADHDの民向けである。普段はカラビナとして使い、バッグハンガーとして使う時はS字にもC字にも変化させて使用できる。
バッグハンガーはC字型が多いんだけれど、この形状だとバッグを机にかけると完全に机の下に潜り込んでしまうのでバッグの中身の出し入れが厄介になるのです。
自分のバッグがでかいので、隣の椅子が使えない時は大変活躍してくれるのである。