片麻痺の私が「絶対等間」を試してみた!
片麻痺歴4年半の蒼は悩んでいた。
今までの会社はPCで作業することがほとんどで、手書きとは無縁な生活を送っていたのだが、あまりの激務に4月から転職した会社はデータの同時性やオリジナルが求められる世界。
そこでの書類文化は、手書きが多く残っていた。
自然、紙を扱うことが多くなってきたのだが、例えば紙をそろえるとか、ファイリングをする、なんていう健常の時にはなんでもない作業がいざ片麻痺になると難しかったりもする。
その難しい作業の一つが「紙に定規を使って線を引く」というものだった。
自分で考えた方法は二つ。
■滑らない定規を使う
■工作をする(自助具的なものを作る)
■そんな時、仙台からの宅配便が…!!
私が定規問題で四苦八苦しているのを見て、仙台の齋藤先生(@samuraiot)から「いいアイテムがあるんですよ」、と愛溢れるレターパックが!!
その中身は「絶対等間スライダー」のプロトタイプ版。
なんだこれは!!!
私の扱いがまだ慣れてなくて下手ですけど、しゅっと平行な線が引けるじゃん!
基本は横か縦の同一方向で使うがよき、垂直に交わる線を引きたいときは紙か下敷きを回す必要がありますが、なんかめっちゃよくない!?
これは使える、と思った私はクラファンの予定があるという絶対等間の開始をいまかいまかと待っているところです。
(2/6追記:出遅れた!2/4から始まっている模様!)
私は音楽をしていたのでさらっと五線譜を手書きで書いたりしていたのですが、この真ん中のゲージ?を使うことで平行な五線譜もかける!
良い所ばっかり書いてますが、こうなったらいいなあ、と思うところもあります。
■斜め線が引きづらい
私は仕事で斜めの線をひくことが多いのですが、プロトタイプにはガイドなどがなかったのでちょっと引きづらかった。
これはたてよこにも言えることで、フリーハンドなら特に問題ないのですが、決まった場所に線を引く、というシーンでは慣れが必要かも?
■紙が動く時がある
磁力の関係もあるのか、ちょっと紙が動いてしまったりします。
これはバインダーをつかったり、麻痺手を重しにつかうことで解決できるかな、と。
色々書き連ねてきましたが、やりにくことをやりやすくするには
・そもそも論ですが、病前の機能に近づける
・いろんな自助具を使う
自助具的なものを使うときにも、アイデアの引き出しはいっぱいあった方が良いとおもうのです。
今回このアイテムを開発されたベンゴリーの原田さん(@bengory_harada)さんには、私の引き出しを増やしていただいて感謝感謝です!
困ったり、もどかしい思いをされている方に届けば幸いです。
齋藤先生、原田さん、この場をお借りして深く感謝申し上げます!