飲食未経験からスタートアップへ転職
第5回は、2017年からハイファイブにジョインし、現場から統括まで幅広い業務を経験してきた、小松千波さん(以下千波さん)にインタビューを行いました。
飲食未経験でハイファイブに入社を決めた理由や、現職に至るまでに携わってきた業務内容についてお話を聞いてきました。
ハイファイブサラダとは?
2016年に東京都新宿区で創業した日本初の『パワーサラダ専門店』
野菜やフルーツ、肉、ナッツ、チーズなど、様々な具材を使用し、栄養バランスの取れた主食になるサラダを提供している。
2021年3月現在は、奥神楽坂店、市ヶ谷店、牛込神楽坂店、早稲田店の4店舗を運営。パワーサラダのデリバリーサービス、オンラインショップでの販売も行っている。
小松 千波(こまつ ちなみ)プロフィール
株式会社ハイファイブ人事企画担当兼営業推進担当。2017年、創業間もないハイファイブに飲食業界未経験で転職。入社後は店長、運営統括マネージャーを経て現職。主に社内の「関係性の質」を向上させるための取り組みを行っている。
飲食業界未経験でハイファイブに入社
ー千波さん、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、ハイファイブに入社してからは何年目になるのでしょうか?入社直後の状況について教えていただけますか?
ハイファイブには、2017年に正社員として入社しました。
2021年現在は、新宿区に3店舗と市ヶ谷店の4店舗展開になっていますが、入社当時は奥神楽坂店の1店舗しかありませんでした。
コンビニなどへの卸業や、公式サイトでの通販もまだやっていなくて、普通のお店のスタッフとして働いていました。
ベンチャー企業というよりも、個人経営の飲食店のような雰囲気でした。
あまりサラリーマンっぽくないのか、知り合いには脱サラしたの?と聞かれることもありますが、一応今も会社員として雇われて働いています。
ー前職は飲食店とは全く異なる業界だったそうですが、ハイファイブに入社を決めたポイントは何でしたか?
ハイファイブに入ろうと決めたのは、一言で言ってしまえば直観です。
会社の空気感にマッチすると思ったんです。
前職が生命保険会社で大きな会社だったので、小さい会社が成長して大きくなっていく過程を体感したいと思っていました。
ベンチャー企業の採用情報を多く取り扱っている、ウォンテッドリーを採用媒体に使って、出来たての小さい会社を探しました。
もともと新卒の時には、漠然と教育関係の仕事がしたいのではないかと考えていたんです。
学生時代に塾で働いていて、教えることが好きでしたし、人が成長して変わっていく過程を見るのも好きでした。
結局教育業界に入ることはありませんでしたが、別の業界で実際に働いてみると、マネージャー業でも、人や企業の成長や変化は見えるし、働く環境をよりよくするために自分もかかわれることが分かりました。
教育業界に限らず、どの業界でも私のしたいことはできるのではないかと考えました。
だからウォンテッドリーを見ていた時は、あまり業界にはこだわらずに、広い範囲で職探しをしていました。
その中でハイファイブにも話を聞きに行きました。
副社長の茉美さんと面談をした際に、「私は人に教えるのが好きなんです」という話をしたのですが、「飲食業界は正社員として入社したら、アルバイトが部下になって、すぐに管理者になれる、自分の裁量をもって働けるよ。」と伺いました。
飲食業界で、ベンチャーのハイファイブでも、自分のやりたいことができそうだと思いました。
この時の言葉が、飲食業界に飛び込むきっかけになっています。
ー以前の茉美さんへのインタビューで、飲食業界は長時間勤務が普通でブラックだという話を聞きましたが、実際に飛び込んでみていかがでしたか?
元々、仕事とプライベートを分けたいタイプではありませんでした。
会社が設立して間もないときには、休みの日にも仕事のことを考えてしまうことが多くて、気づいたら店舗に行ってしまったり(笑)
でもこれはブランドコンセプトに反しているので、休みをしっかりとるように言われています。
ハイファイブのブランドコンセプトは、「Casual Wellness with Power Salad」で、お客様のウェルネスを作るお手伝いをすることです。
ウェルネスを提供する側の社員も、無理な働き方をせずに、しっかり休みを取らなくてはいけないですよね。
最近はだんだん環境も整ってきて、お休みを土日に合わせてもらえることも多くなってきました。
プライベートな時間も充実させることができるようになってきたと思います。
お店やラボの現場寄りのところでは、まだ土日休みをとるのが厳しいので、これから改善していきたいですね。
ーお休みの日は、どのように過ごしていますか?まさか仕事してないですよね?(笑)
あまりアウトドアなタイプではなくて、ひたすらアニメをみたりだとか、インドアなんです。
食べることは好きだし、1人でご飯行ったりはしますが、休日は家で過ごすことが多いです。
あとは小学生からしてきたダンス!
今までに何度か腰を痛めてしまっていて、神経痛もひどかったので、ずっとできていませんでしたが、最近またダンススタジオに通い始めました。
ハイファイブに参加してから立ち仕事に変わったのと、ダンスの先生に紹介してもらったクリニックとの相性が良かったみたいで、だいぶ調子が良くなりました。
今は週2回くらいのペースでダンススタジオに通っています。
土日のお休みに通うことが多いですが、予定が入っていけない場合には、平日夜の仕事終わりに行くこともあります。
現場から統括、人事側へキャリアチェンジを経て
ー今までに肩書がいくつか変わっていますが、お仕事の内容も大きく変化してきたのでしょうか?
2017年の入社からしばらく、店舗スタッフとして働いてきましたが、2018年4月に2店舗目の市ヶ谷店がオープンして、店長として働くようになりました。
その後、業務の内容を考え直す機会があって、お店に入る仕事をしつつ、マネージャー業務や採用業務に携わってきました。
茉美さんの補佐や、ブランドの根幹に関わる業務にも関わらせていただきました。
3店舗目の牛込神楽坂店がオープンした時期は、社員の配置が安定しなかったこともあって、複数の店舗のフォローに入っていました。
現場でお仕事をしていた時も、何か1つの業務だけをしていた期間というものはなくて、状況に応じて様々な業務に取り組んできました。
ある時から茉美さんと交代で、統括マネージャーとなって、店舗運営や採用の部分を兼務することになりました。
この業務は結構長い間やっていましたね。
ちょうど今月(2021年3月)からは、また役職が代わって、お店のマネージャーは他の方に引継ぎをして、組織を作っていく業務へキャリアチェンジをしています。
この1月にCHROに就任した羽渕さんの下につかせてもらって、組織内の関係性の質を高めるための働きかけをしています。
ーお仕事内容が変化していく中で戸惑いはありませんでしたか?
実は今している『関係性の質を高める仕事』が、ずっと興味を持っていた業務だったんです。
前職の時から、どの部署にいるときも、周囲の方々のモチベーションや人間関係の改善が私の関心ごとでした。
働く環境をよりよくするためにサポートする仕事をしたいと思っていたけれど、自分がしたい仕事がどう呼ばれるものなのか、ずっとわかっていなかったんです。
漠然と人事の領域の仕事なのかな、と考えていてはいたのですが、羽渕さんに出会って、組織開発、関係性の質というワードを知って、私のしたかった仕事はこういう言葉に収まるものだったのか、としっくりきました。
だから今も楽しく働けています。
よくよく思い返すと、こうしたチーム作りも長年ダンスをやってきた経験が活かされているのかもしれません。
年に数回は発表会などのイベントがあって、それに参加希望を出して準備をしていきます。
参加メンバーは、年齢もダンス経験もバラバラで、はじめましての方も少なくありません。
1つのイベントが終了したら、そのグループは解散になって、全く同じメンバーで別の舞台に立つことはありません。
背景やスキルもバラバラ、関係性もできていない中で1つの作品を作り上げていきます。
練習をしていく中でだんだんとまとめていって、1つのカタチにしていくのがとても楽しいと感じています。
仕事も一つのチームとして、ゴールに向かっていく工程があるので、そこと繋がっていると思います。
業務内容が変わっても持ち続けていること
ーハイファイブに入社してから環境も仕事内容も大きく変わってきましたが、その中で大事にしていることや変わらない考えはありますか?
私はもともと長い時間かけて思い悩むタイプではありません。
嫌だったら違う道もあります。違う場所もあります。
仕事はいつでも辞められるし、嫌になったらやめたらいいと考えています。
ハイファイブに入社してからも、退職するか、続けるのか、考えた時期がありました。
悩むときももちろんあるけれど、この会社にいると選択しているのは他の誰でもない自分自身で、続けることを選んでいるのには何らかの理由があるはずです。
その理由がはっきりわからなかったとしても、ハイファイブにいることを選んでいる限りは、自分の役割を果たしてチームに貢献したいと思っています。
今のハイファイブの社員やパートナーには、自分がハイファイブにおいでよ、と誘って参加してくれた方も多くなりました。
新卒でハイファイブに入りたいと言ってくれるパートナーさんもいます。
そういう人たちがハイファイブを選択してよかったと思ってほしいですし、皆が後悔しない環境を提供していく責任があると考えています。
ーどんな環境や業務でも活躍できるのは素敵ですね。趣味のダンスとお仕事が繋がっていることを知れて、千波さんを少し身近に感じられました。ありがとうございました。
ライター:小林梨南
株式会社ハイファイブ採用広報チーム。食べることが大好きで、特に抹茶が好き。全国300店舗以上の抹茶スイーツを食べ歩き、オウンドメディアを運営中。 2020年から本格始動したインスタグラムは、1年でフォロワー100倍の急成長中。