いびきと脳障害
あらためまして、高次な脳機能のしょうがい読本です🥰
ここまでおつきあいくださいましてありがとうございました。
最初の記事でお伝えしたとおり、「わたしたちの道のりを記録として残す」ことと、「あの日のわたしを励ます」という、2つの目的を持って始めたつもりでしたが、当時を思い出しながら書きすすめるうちに、その時の気持ちが再燃して、なんだか感傷的な😞読み物になってしまったので、少し趣向を変えて記事を書いてみることにしました。
”あの日のわたし”が知っていたらよかっただろうな、助かっただろうなと思っていることをnoteで共有することで、このnoteをご覧になったどなたかの役に立ったり、なにかの手がかりや気づきになればいいなと思っています。
ということで、さっそくですが、今回は、【いびきと脳障害】についてです。
睡眠か昏睡かにも書きましたが、主人はその日の朝、大きな、それは大きないびきをかいていました。
「すぅぅーーーーーーーはぁぁーーーーー~~~~~」という、極端な表現ではなく、まさしく文字どおりのとても息の長い呼吸をしていました。
そしてその音量もいつもと比べて2倍くらいはあるような大きな大きないびきでした。
いびきそのものは健康な人でもかくものですし、かくいう主人もいびきをかくタイプだったので、その日の朝はなんだかいつもと違ういびきだなと違和感を感じつつも、脳に何かが起こっているなんてまったく想像もしていませんでした。
あとあと知ることになるのですが、脳になんらかの異変(つまりは、主人のように脳外傷、そして、脳梗塞や脳出血やくも膜下出血を代表とする脳卒中)が起こると、身体の運動機能に麻痺が生じ、これによって筋弛緩が起こることで、喉周辺の筋肉が気道へ落ち込み、その結果、いつも以上に大きないびきが起こるらしいのです。
わたしは医療の専門家ではありませんので、これ以上の説明や解説は控えますが、気になった方がいらっしゃれば、ぜひ、他にあたっていただきたいと思います。
とにもかくにも「いつもと違ういびき」は要注意です!
運び込まれた病院では「病院への到着があと1時間遅ければご主人は亡くなっていただろう。」と言われました。
もし、あの日のわたしがこのことを知っていたなら、もっと早く救急車を呼べたのではないか、そうすれば、もう少し主人の障害の程度が軽くなっていたのではないかと、今でも思っています。