「へやわけ」のリスペクトパズル「へやつなぎ」を作ってみる話
こんにちは。ラーメンを食べながら、丼の模様(雷紋)がパズルに見えてしまった、はいびじーです。箸を止めて考え込んじゃったら、ラーメンが伸びちゃうね。。。
今回は、「へやわけ」のリスペクトパズル「へやつなぎ」を作ってみる話を書いてみようと思います。
僕はスリザーリンクのようなリンク系パズルが特に大好きです。で、塗り系のパズルは、白状してしまうと実は当初ちょっと苦手でした。ルール云々よりも、塗りつぶしが面倒な上に、手でこすると鉛筆の芯の色で汚れちゃう。…何とも幼稚な理由です。
ですが、多くのファンの方々に熱烈支持を受けているのには訳があります。じっくりと味わってみると、面白いもん。個人的には特に「へやわけ」が、しみじみと味わい深いですねー。
へやわけのルールはこちら:
へやわけは、
・隣接禁による黒マスの抑制
・三連禁による黒マスの発生
のルールの均衡が見事、と思います。そして分断禁により、幾何学的にも興味深いパズルに仕上がっていますね。
このパズルを考案された方は、本当に天才ですね!
パズル通信ニコリ39号のオモロパズル発祥。原作者は福嶋啓之先生。
尊敬します。
そんなわけで、僕もへやわけをリスペクトしたパズルを作りたいモン!
(思考が飛躍しているなー。。。)
ルールの考案。
よし、早速検討開始だ!
部屋に一か所数字を書いて、黒マスの数を表すことはへやわけと同じにしよう。
部屋の中では黒マスは隣接禁にしちゃおう。これもへやわけと同じ。で、へやわけとは逆に、隣の部屋と黒マスを繋げるようなコンセプトにしてみたら
どうだろうか。。。
部屋の中では隣接禁だけれど、隣の部屋とは黒マスを
繋げてもよい、というルールにしてみようかな。
あれ?これだと長方形の部屋では作問のバリエーションがほとんど無さそう。よーし、部屋の形を異形にしてみよう。
へやわけでは白マス領域が分断禁なので、今回のパズルは逆に、黒マスをタテヨコ一つながり縛りにしちゃおうかな。そうなると、黒マス2x2禁が入ってくることも必然だな。
よし! これで完成だ!!
稀代の名作へやわけに迫る超新作、爆誕か!!
(*`ω´) ドヤァ
へやつなぎ(原作:はいびじー)
ルール:
・盤面のいくつかのマスを黒くぬりましょう。
・太線で区切られた領域(部屋と呼びます)に入っている数字は、その部屋に入る黒マスの数を表しています。
・同じ部屋の中では、黒マスをタテヨコに連続させてはいけません。隣の部屋の黒マスとは、タテヨコに連続させることができます。
・盤面の全ての黒マスはタテヨコにひとつながりになっていなければなりません。
・黒マスを2x2以上のカタマリにしてはいけません。
まずは例題行くよ!
Penpa+でも遊んでみてね。
それじゃあ、本番行くよ!
Penpa+でも遊んでみてね。
「・・・」
「・・・・・・」
「どこからツッコミを入れたらよいものやら。」
取り急ぎ、、、、まず、このネーミングだ。このパクリが自明であるパズル名、「へやわけ」のリスペクトなんて微塵も感じられないじゃん!!
で、、、次に内容だ。テイストが「へやわけ」とは全然違うパズルになっちゃったのは、まあ良いとして、数学的な美しさが消し飛んでしまっているのは、何故だろう。。。
へやわけの市松模様的な奇遇性が無くなってしまったから?!
ついでに言うと、最近のオモロパズル「ぬりツイン」あたりに、盤面の雰囲気が大分似ているなー。
そしてトドメは、ニコリの有名ルールの寄せ集め感が拭えていない感じ? 初見で、斬新な新作パズルに見えないもん。
…と、いつもの流れでディスってみるものの、実のところ、僕的にはなかなか良くデキたパズルに仕上がったのかな、、、とポテンシャルを感じるものがあります。今回考案したルールに従って作問していて、思わず熱中しちゃったモン。
…まあ、作問は面白くても、解くのは面白くないパズルなんて、巷間には多々ありますかねー。
ちょっと思い込みの激しい僕では、わかりかねるところがあります。客観的なご意見をお伺いしたいところです。読者の皆様、如何でしょうか?
集計結果は、明後日(日曜日)夜に掲載予定の、次回記事にて!!
それでは、今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。