海外出張先で魔方陣を目撃した話
こんにちは。最近、海外で開発されているペンシルパズルも気になり出している「はいびじー」です。
↑ でも、英語が苦手だからなー。もう、英語で書かれているパズルのルール文を解読するだけでも十分「難解暗号解読パズル」として楽しめちゃうくらい。無料で解読パズルが楽しめるとは、お得ですねー。誤訳のままそのパズルで遊び始めて、正解に辿り着けない…というオチまで付いて。orz…
そんな英語苦手な僕も、会社のお仕事の出張で、海外に行くことがあるわけで。
今回は「海外出張先で魔方陣を目撃した話」を書いてみようと思います。
時は遡り、今から11年前の2013年の春のことです。お仕事でスペインのバルセロナに行き、現地に一週間ほど滞在しました。チケットが取れたフライトの都合上、お仕事の終わった日の夜にホテルで一泊し、翌日朝からフライト時刻の夕方までの間、現地を観光するチャンスが与えられました。何という幸運。
バルセロナにある観光地を駆け足で回ったのですが、その中に「サグラダファミリア」がありました。パズル好きの方には、ピンと来たかしら?
巨匠ガウディ―(1852-1926)の設計した建築物、カトリック教会「サグラダファミリア」。長らく未完成で工事が続けられており、全体の完成時期は2034年頃なんだとか。その聖堂の中の壁に、魔方陣の碑が刻まれていました。おー、歴史的建造物、しかも宗教色の強い建物の中に、何故かパズルっぽいオブジェが!!
聖堂内は撮影禁止でしたので、代わりに公式ページのブログをどうぞー。
Wikipediaにも説明があります。
4x4の16マスの魔方陣。それだけであれば特に珍しいことは無いのですが、ここの魔方陣はちょっと特殊です。通常の4x4魔方陣は、1~16までの数字が一個ずつ全て登場して、その合計の数は136となります。そしてどの行や列の和も34となるように数字が配置されています。
一方、サグラダファミリアの魔方陣は、12と16の数字が無く、代わりに10と14の数字が2個ずつある、という変わった特徴があります。合計の数は132で、行や列の和は33です。
併設の展示コーナーに入ったところ、この魔方陣についての詳しい説明書きがありました。行や列だけではなく、4つの数字の様々な幾何学的な組み合わせで、和が33になるようになっていました。
このサグラダファミリアの魔方陣も、ガウディが設計したもの、と言われています。この特殊な数字の理由は諸説あるようですが、数字の和が33になっているのは、キリストが磔にされた時の年齢が33歳だったため…というのが通説のようです。
サグラダファミリアは教会の大聖堂ですので、宗教的意味合いが入るのはある意味必然的であります。実に、興味深いなぁ。数学的な美しさを少し損なっていることは事実として、その棄損は最小限に抑えつつ、作者の作意を存分に込める。。。巨匠ガウディ…現在であれば、ニコリのパズル大作家として降臨していることでしょう。
さて、今回のお話には超絶に大それた続きがあります。もう少々お付き合いいただけますと幸いです。
次回は、何と恐れ多くも、「数独の改作に挑戦してみる話」を書いてみようと思います。
それでは、お読みいただきまして、ありがとうございました。
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