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気を付けて〜教員が受けるパワハラ事例〜
教員はストレスフルな仕事です。実は、教員は子ども以上に同僚からのストレスが多いことがわかっています。ありがちなのが理不尽な要求・パワハラです。過激教員アカウント『りょうせい(@fTbXfM2w4Z)』さん(現在アカウント停止済み)が示していたブラックすぎるパワハラ事例を見ていきましょう。4月から教員になる方、心と身体を守りたい方に参考になります。
『土日も働け』
全部甘えですね。甘えるんじゃないよ。
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
教員から、土日返上で部活をやるんだよ。
メンタル壊そうが鬱になろうが甘えちゃあいけないよ。 https://t.co/HmsnpFpOue
まずよくあるのが『土日も働け』というものです。土日や勤務時間外に働いても、教員には一切残業代は出ません。また、管理職は土日や時間外に勤務せよと職務命令をすることもできません。しかし、教職は子どもたちのために奉仕する聖職であるという理由で、土日にも働くよう強く働きかける方がいます。
育休等取得者への嫌がらせ
俺が学年主任になったら間違いなくこのタイプになるなw
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
育児介護を理由に早く退勤しようものなら村八分にしてやる。
部活顧問を嫌がるならいじめる。
そうして、俺の色に染まった学年団を作っていく。
そのためにも、承認試験を受け続ける。#教師のバトン https://t.co/eoXT4pNgI3
育休などは労働者の権利です。しかし、教員不足が深刻化する学校では、育休などを取得し業務軽減を受けると、その分の仕事の負担が他の同僚にいってしまいます。また、長期で育休・産休・介護休暇などを取得した場合、欠員が生じることになります。なぜなら、教職不人気の現在、代替教員は来ないからです。そのため、育休・産休・介護休暇などを取得する教員への風当たりは強く、嫌がらせやいじめが発生します。
『全員顧問制』
部活動顧問は全員やらなきゃいけないの!!それが教員の義務なの!! https://t.co/lpfBtnEXeA
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
部活動顧問拒否は甘え!!!
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
担任拒否は甘え!!!
もう一度言います。
部活動顧問拒否は甘え!!!
担任拒否は甘え!!!
介護があろうが育児子育てがあろうがメンタルやられてろうが、部活動顧問と担任はやれ!!!
そこからしか得られない感動があるぞ!!#教師のバトン#部活動
部活は教育課程外の活動であり、教員が必ずしも担う必要がないものです。しかし、部活はこれまで教育課程内のクラブ活動と繋がりがあったこともあり、混同されてきた経緯があります。りょうせい先生も『部活だって大切な教育課程の一つ』と典型的な誤解を示しています。
部活は教育課程外である以上、全員顧問制に法的な根拠はありません。運動部顧問になれば必然的に土日の勤務をせざるをえなくなるため、顧問を強制することはパワハラになり得ます。
罵倒と嫌がらせ
りょうせいの同僚いじめマニュアル
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
①強めの声で罵倒
②無視
この①②を繰り返しましょう。これで相手は萎縮します。萎縮したら、相手はミスをし出します。
次は…
③「なんでそんなミスをしたの?」と聞く
④「何回言えばわかるの?」と言う
これを繰り返しましょう。あっという間に病休です。
これは教職以外の職場でも使われる典型的ないじめのやり方でしょう。罵倒され萎縮しさらに人格を否定しつづけられると、人間は簡単に心を病んでしまいます。このようなやり方は一部の『同僚をいじめてやろう』と意気込んでいる方によってマニュアル化されているようです。気をつけて下さい。
『死ぬ気で仕事をしろ』
は??仕事サボるつもり??
— りょうせい (@fTbXfM2w4Z) November 23, 2024
進路指導は生徒の人生を決める大事なものだろう。負担軽減なんてしたら生徒の人生に影響が出るだろうが。
高3担任は年間通して死ぬ気でやるんだよ。
生徒の人生かかってんだから。
俺が学年主任になったら担任団の教員みんなに死ぬ気で仕事させるね。 https://t.co/1r6NSmH414
仕事に一生懸命なことは大切です。しかし、『死ぬ気でやれ』とまで言うのは明らかにパワハラです。しかし、『土日の部活顧問がキツくても死ぬ気でやれ』などは学校では良く言われることです。これに慣れると教員として一人前だという管理職もいますね…。
まとめ
パワハラの典型事例を示しました。当然人権侵害の発言のオンパレードのため、通報され即アカウントは削除されるほどの内容でした。しかし、これらはフィクションではなく実際に起こり得ることです。
予めこれがパワハラだと把握しておくことで『自分は理不尽な目に遭っている』『必ずしも自分が100%悪いわけではない』という視点に立って行動することができます。そのような考えは、自分の心と身体を守ることに繋がります。