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気を付けて〜教員が受けるパワハラ事例〜

教員はストレスフルな仕事です。実は、教員は子ども以上に同僚からのストレスが多いことがわかっています。ありがちなのが理不尽な要求・パワハラです。過激教員アカウント『りょうせい(@fTbXfM2w4Z)』さん(現在アカウント停止済み)が示していたブラックすぎるパワハラ事例を見ていきましょう。4月から教員になる方、心と身体を守りたい方に参考になります。


『土日も働け』

まずよくあるのが『土日も働け』というものです。土日や勤務時間外に働いても、教員には一切残業代は出ません。また、管理職は土日や時間外に勤務せよと職務命令をすることもできません。しかし、教職は子どもたちのために奉仕する聖職であるという理由で、土日にも働くよう強く働きかける方がいます。

育休等取得者への嫌がらせ

育休などは労働者の権利です。しかし、教員不足が深刻化する学校では、育休などを取得し業務軽減を受けると、その分の仕事の負担が他の同僚にいってしまいます。また、長期で育休・産休・介護休暇などを取得した場合、欠員が生じることになります。なぜなら、教職不人気の現在、代替教員は来ないからです。そのため、育休・産休・介護休暇などを取得する教員への風当たりは強く、嫌がらせやいじめが発生します。

『全員顧問制』

部活は教育課程外の活動であり、教員が必ずしも担う必要がないものです。しかし、部活はこれまで教育課程内のクラブ活動と繋がりがあったこともあり、混同されてきた経緯があります。りょうせい先生も『部活だって大切な教育課程の一つ』と典型的な誤解を示しています。

部活は教育課程外である以上、全員顧問制に法的な根拠はありません。運動部顧問になれば必然的に土日の勤務をせざるをえなくなるため、顧問を強制することはパワハラになり得ます。

罵倒と嫌がらせ

これは教職以外の職場でも使われる典型的ないじめのやり方でしょう。罵倒され萎縮しさらに人格を否定しつづけられると、人間は簡単に心を病んでしまいます。このようなやり方は一部の『同僚をいじめてやろう』と意気込んでいる方によってマニュアル化されているようです。気をつけて下さい。

『死ぬ気で仕事をしろ』

仕事に一生懸命なことは大切です。しかし、『死ぬ気でやれ』とまで言うのは明らかにパワハラです。しかし、『土日の部活顧問がキツくても死ぬ気でやれ』などは学校では良く言われることです。これに慣れると教員として一人前だという管理職もいますね…。

まとめ

パワハラの典型事例を示しました。当然人権侵害の発言のオンパレードのため、通報され即アカウントは削除されるほどの内容でした。しかし、これらはフィクションではなく実際に起こり得ることです。

予めこれがパワハラだと把握しておくことで『自分は理不尽な目に遭っている』『必ずしも自分が100%悪いわけではない』という視点に立って行動することができます。そのような考えは、自分の心と身体を守ることに繋がります。

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