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映画「室井慎次 敗れざる者」まさかの結末…

おでこだけでギバちゃんとわかるインパクト。

この作品の公開にあわせて、再放送していたドラマ「踊る大捜査線」にハマってしまい、映画の再放送も観て、意気揚々と劇場に向かいました。そう、映画がこんな結末になるとは思いもよらず・・・。

評価★★★★☆(まさかの二部作だった!)

感想

「レインボーブリッジ、封鎖できません!」と青島刑事が叫んでから10数年が経過。警視庁のエリートだった室井捜査官は、「警察組織改革」に失敗して、警視庁を退職していた。退職後は、秋田の山奥の自然に囲まれた環境で、里親として二人のこどもとともに暮らしていたが、ある日家の前から死体が見つかる。死体はかつて室井と青島が捕まえた犯罪集団の一人であることが判明し、また凶悪犯として世間を騒がせた日向真奈美(キョンキョン)の娘が家に転がり込んできて、山奥の静かな暮らしが一転して騒がしくなる…というストーリー。

かつての湾岸署や本庁メンバーなんかがちょいちょい出てくるので、「うわ、懐かしい!」とノスタルジックな気持ちになりつつ、しかし死体事件の捜査がほとんど進まずで「どうなってんだ?」と思いながら鑑賞。室井本人と、そのこどもたちにまつわる騒動(キョンキョンの娘が室井と他のこどもを仲たがいさせようとするのです…。娘、かわいいけど目が笑ってなくて怖い…)がメインで二時間終了。

「え?事件は??」とひとり慌てていると、エンディングロールで「生き続ける者、11月公開」という文字が…。はじめて二部作だと理解しました…。事件の結末は次回作に持ち越しってことです…。久しぶりの「踊る」シリーズなので、今作では「あの人、いまどうしてる?」の振り返りがメインになって、話の前振りでほとんどが終わってしまった感がありました。

しかし、メインキャストの織田裕二も深津絵里も出てこないのに、室井さんだけで映画ができてしまうという、そもそものドラマの濃さというか面白さがすごい。二部作だったと知らずに肩透かしを食らったけど、純粋に面白かった!

というわけで、来月には次回作も必ず観に行こうと思います。

そしておまけで、松下洸平について一言。今回は新キャラの本庁エリートキャラを演じていて、死体の発見者である室井さんに絡んでくるシーンがあるんですが、その距離の取り方が近すぎてちょっと気持ち悪かったです。

顔が近いよ!

エリート捜査官のわりに、「死体が『室井よ、警察に戻ってこい』って言っていると思いませんか?」とか意味不明な発言をするキャラ。キョンキョンの娘も怖いが、松下洸平も別な意味で怖い。次回作でも気持ち悪さを発揮して欲しいです。


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