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映画「室井慎次 生き続ける者」号泣するお姉さん…

む、室井さんっ!

公開が待ちきれず、先行上映に行ってまいりました! 今年は洋画がパッとしない一年だったので、邦画(とNetflix)で映画ライフをエンジョイしたのですが、今年はこの「室井慎次」と5月に公開された「鬼平犯科帳」が良かったかもー。偶然にもどちらもフジテレビ作品。こないだ、ドジャースの大谷翔平にインタビュー拒否されてた残念なフジテレビだけれど、ドントウォーリー、大丈夫。フジテレビの映画はまだまだイケてるよーーー!

評価★★★★☆(個人的には今年イチ!)

以下ネタバレ含みますので、鑑賞前の方はご注意ください!!

言わずもがな「室井慎次 許されざる者」の後半です。まさかの二部作で私を一か月じらした室井慎次。前編で撒いてあったいくつかの伏線が、やっとこさ回収されました。

殺人犯・キョンキョンの娘がなぜ室井さんに反抗的なのか(納屋に火をつけるほど嫌ってる?)、殺人事件がなぜ室井家の前で起こったのか、その犯人はだれなのか??



・・・なんと、すべて刑務所で服役中のキョンキョンがマインドコントロールで仕掛けたことだというオチ! 前編では気持ち悪いだけだった松下洸平が、今回はちゃんと刑事として働いており、室井さんの協力のもと実行犯を確保するのです。しかし、さすがにマインドコントロールでは日向真奈美の事件関与までは立証できないのか、画面ドアップで「あっはっはー」と笑うキョンキョン。演技ワンパターンなんだけど、はまり役だなーと思いました。

正直、あそこまで前編でじらした殺人事件は割とあっさり描かれていて、やっぱり室井さんはもう警察退官した人だし、捜査もお手伝い程度だし、こんなもんかと言う感じです。

じゃあ何がこの映画で良かったのかと言うと、マインドコントロールされて室井さんに反抗ばかりしていた杏(キョンキョンの娘)が、室井さんのやさしさに触れて徐々に心を許し始め、他の里子たちとも上手くやっていけるようになってきて、そういう暮らしに室井さんが幸福を感じていたことがわかるところでした。

タイトルの副題で想像していた人も多いそうですが、今作で室井さんは亡くなってしまいます。死ぬ前に幸せを感じることができ、また「生き続ける者」である子供たちに、生きるすべを準備していたところが室井さんらしいなあと思いました。

こんなジワジワくる展開に、通路挟んで私の向こう3席くらいに座っていたお姉さん(50代くらい?)はど真ん中に来てしまったらしく、最初は「グズグズ…」というすすり泣きが聞こえていたと思ったら、エンディングテーマ(松山千春でこれもめちゃくちゃいい!)のあたりで「うぉおおん」って泣いてました。わかる! わかるけど泣きすぎだよ、お姉さん!(一緒にいたお友達が「この展開に泣くだろうとは思ったけど、アンタ泣きすぎだよ…」とあきれてました。)

映画の最後には青島も戻ってきたし、おそらく映画かドラマで「踊る」が帰ってくるようで、ファンとしてはそれがとにかくうれしかった! ありがとう、フジテレビ!!(大谷のことは気にすんな!)


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