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映画「グラディエーターⅡ」Screen Xを初体験!

池袋のTOHOシネマズで鑑賞。

今回「グラディエーターⅡ」を鑑賞するにあたり、奮発して追加料金を900円払って”ScreenX”を初体験してきました。ScreenXはスクリーンが三面になっており、通常の正面に加え、左右の画面が観客を囲い込むようになっているのです。より臨場感がある体験ができるというウリだったので、「こりゃグラディエーターにぴったりだ」と思っていたのです。果たして900円の価値はあったのか⁉

評価★★★★☆(前作の流れを思い出すまで1時間かかりました)

オープニングからすぐ、北アフリカでの海戦シーンが繰り広げられ、ScreenXの3スクリーンが大活躍。前から左右から弓矢や投石が行き交い、敵味方が入り乱れて戦うシーンでは、もう自分が戦場にいるかのような感じでした。私の座席は劇場の左列だったのですが、もし真ん中の席だったらもっと迫力あったのかも!(だからみんな真ん中エリアの座席に、ひしめき合って座ってたのかと、この時初めて納得するのであった…)

そして前作の「グラディエーター」が公開されたのは、なんともう24年前。 ラッセル・クロウのムキムキな姿は覚えているし、最後に死んじゃったというエンディングも覚えていたのですが、それ以外がすっかり飛んでました。なので、今回の主人公であるハンノ(=ルシウス)がなぜ北アフリカで兵士としてローマと戦っているのか、ローマ帝国に対してどんな過去を背負っているのかあまり意識しないまま、とにかく話の流れに身を任せていたのですが…。

悪帝たちの姉であり、英雄将軍の妻であるルッシラが出てきたとき、「あれ、この人は前作で出てたよね」と気が付いた私…。「もしかして前作とつながり強かった??」と勘づくが、このタイミングで映画開始からすいぶん経過しており、「ちゃんと復習してから観ればよかったー」と激しく後悔いたしました。

ちなみに設定は「主人公がラッセル・クロウ演じたマキシマスの息子で、母がローマ帝国の皇帝の血を引いているため、世が世であれば王子のルシウス!」です!

前作でまだ少年だったルシウスは、ローマ帝国から命を狙われて一人逃亡を続け、北アフリカまで逃げていた模様。そこで成長し、結婚して妻とつつましく暮らしていたが、参加したローマ帝国との戦争で捕虜となってしまい、くしくも父と同じ道をたどるかのようにグラディエーターとしての才覚をデンゼル・ワシントン(ローマの富豪)に見いだされるという…。これらの成り行きも、やっぱり親子関係を知っていたほうが感情移入できただろうに…。

ちなみにラッセル・クロウは回顧シーンでたびたび登場する(前作の映像が流れる)のですが、本人はネットニュースで「今回の作品に呼ばれなかった」と恨み節にもとれる発言をしており、これほど前作からつながりがある作品なら、どっかで出してあげてもよかったんじゃない?? 的なことも思いました。(でも死んじゃってるから、使い方が難しかったのか…??)

前作のストーリーを忘れてたポカをやりつつも、映像がとにかく素晴らしく、さらに今回はScreenXの演出も相性バッチリだったこともあり、あっという間に上映時間が過ぎた気がしました。が、終わってからやっぱりすぐトイレに駆け込みまして…「そうそう、リドリー・スコットの作品は長いのよねー」とつぶやく。あと何回この体験ができるのか。御年86歳ですがますます元気でがんばっていただきたいものです。

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