123 大瀧詠一 ☆ 君は天然色

【MY FAORITE SONGS 123(私は音楽でできている)】

 大瀧詠一さんは、私の中で特別に別格という存在です。うまく言えないのですが、昔レコードをかけてもラジオから聞こえてきても、大瀧詠一さんの曲はどの曲も、広がる世界が全く他の曲、他の音楽とは異なるように感じました。奥行きが深くて、悠久というか、どこまでも果てしなく広がっていくように思えました。

 どこか懐かしい感じがするのですが、どこにもなくて新しく、しかも実際いつまでたっても古びない、不思議に輝き続けていると感じています。

 大瀧詠一さんを別格に感じる原因の1つに、2人の友人の存在があります。1人は、はっぴいえんど時代からの大瀧詠一さんの大ファンHで、当時彼は私に「いいよ、いいよ」と繰り返し語っていて、あんまり彼がいいというので、はっぴいえんどは彼の御用達だな、とあまり自分触れないように(遠慮)していた気がします。

 もう1人は、友人たちの中で音楽通でとおっていたOで、彼も「いいよ、大瀧詠一、いいよ~、山口いっぺん聞いてんしゃい、しびれるよ~」と勧めてくれました。彼が勧めてくれたのは、確か『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』だったと思います。良い音楽を見極める特別な力があるOが手放しで勧めてくれたことが、大瀧詠一さんの存在を格上げしているように思います。

 遠い未来は分かりませんが、大瀧詠一さんの楽曲は、とりあえずは近い将来にも錆びつくことなく、ピカピカ光っているのではないでしょうか。

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ヒゲリン
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