パラドックス
~ 社会の底の方で、吐き出される声 ~
★ 子どもの頃の教師への激しい恨みを、自分の子どもに投影して訴え続け、誰かれなく謝罪させたい人
★ 「育てられない」と言い続けて、社会に”私”を「育てて」と言い続ける人
★ 「俺は正しい」「立派だ」と思いたくて、思っているけれど、妻も子どもも全くそう思っていないしものすごく困っている、どこにでもいる男の人
★ おそらく、ダブルバインド(G・ベイトソン1956年)トリプルバインドで、幼いころから何をしてもずっと否定され続けてきたのだろう、迷いに迷って、何を選んでも行動しても、不安で不安で仕方ない人
★ 行動化する障がいや個性をもつ子どもを抱えて、地域ではなく専門機関に頼らざるを得ないので、連休相談できない不安が募る家族
相談機関や医療などの専門機関ができればできるほど、子どもや家族をトータルで見る視点をもって関われる人が確実に地域社会から減っていくようで、歯がゆく感じます。きっと「卵と鶏」なんだろうと思います。
様々な事情や個性や経済や生き方を包摂する社会、小さな単位の地域社会を新たに創造していくことなしに、このパラドキシカルな命題を解くことはできないのではないかと、朦朧とした頭で思いました。
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