風呂大好き人間が考える”風呂キャンセル界隈”という現象
ここではぐんぴぃ氏の風呂スキップという概念を紹介したい。氏は昨今の風呂キャンセル界隈のパイオニアと自負されているが、厳密にいうと風呂キャンセルと風呂スキップは違うと私は考えている。
私はぐんぴぃ氏が風呂が嫌いだとは思っていない。それはキモシェ観測において、愉快なキモシェメンやピーター達と銭湯やサウナに行っているのを確認しているからだ。氏のスタンスはあくまでスキップ(今日は気分じゃないからまた今度ね♪)であり、全くのキャンセル(絶対嫌!拒絶!ノー!)では無いと考えられるのだ。
つまりは氏の提案する”風呂スキップ”とは、毎日お風呂に入るのは面倒くさいからいかにサボることを正当化しよう!というものであり、子どもが宿題が嫌でどうにかこうにか理由を見つけ出してお母さんや先生から怒られるのを回避しようとしているのに近いのではないだろうか。確かに毎日お風呂に入り髪を洗うというのはごく最近の近代に生まれた習慣であり、洗髪会社のプロパガンダである!ピーター博士もそう言っている!東○医○部は頭が悪い!!!(※これはぐんぴぃ氏の持ちネタです)こうしてエビデンスを得た学歴のあるオタクは非常に強い。倒すのは非常に困難である。
つまりは、世間いっぱんで言う風呂キャンセルと氏の提唱する風呂スキップとは根本からして違うということ言いたいのである。
風呂スキップは風呂に入る入らないの主体が、きちんと本人にあり選択肢があり判断が出来るのだ。別に風呂に入っても良いし入らなくても良い。ん~今日は外に出てないし、頭もまだ臭くないからいっかな♪セーフセーフ♪と思えるのならば、あなたは風呂スキップだと言えるだろう。
しかし広義的な風呂キャンセルは明らかにセルフネグレクトであり、きちんと生活を送る上で問題が起きる兆候が見られる危険な状態だと私は考えている。
>>「本当はこっちの方が便利なはずなんですけど、きれいな部屋がちょっと落ち着かない。これまで風呂は汚くなってたんで、湯舟には浸からず、シャワーを浴びていました。ゴミを平らにしてその上に寝る生活にだんだん慣れていきました」
>>「風呂付のマンションではあるんですけれども、浴槽に水をためた形跡が無い、風呂に入った形跡が無い、別に生活に困っていたわけでははないのですが暖房設備もエアコンもない」
この記事の中には、風呂キャンセル以外にも様々な兆候が見られる。
疲弊しきっているので、ゴミを捨てる・分別するということが難しくなってくる。そうすると部屋がゴミで溢れ散らかってくる。しかし、疲弊しているので、どれがゴミで必要なものか分からなくなる。そうしてゴミやモノで溢れてしまい、友人知人はもちろん宅配の人すら呼ぶことが恥ずかしくなってしまう。疲弊しきっている人間に、買い物→料理→片付けという工程は、まるでエベレストを上るように辛い。そうして本来であれば便利な家電が使えなくなり、風呂にもゴミやモノを置くようになってしまう。こんな部屋で自分は風呂に入ってもしょうがない。だって、どうせ部屋が汚いんだから。というか疲弊しきっていて入る気力が無い。風呂に入るのにも、風呂を洗う→脱ぐ→洗う→拭く→着る→乾かすという工程が必要だ。そして、その為には清潔な衣類やタオルがあるという状態にすることも大変だ。洗濯も、とても工程が多い作業だ。疲弊しきっていたは、正常な時に苦も無く行えていたことが、まるでゲームの絶対に倒せない敵のように立ちはだかってしまう。そうして出来なかった自分をどんどん苛んで自己嫌悪に陥り、悪循環に陥ってしまう。
>>しかし、そうした「風呂キャンセル界隈」状態は、自己ケアができなくなる「セルフネグレクト」と隣り合わせだ。
>>「直訳すると、“自分自身の放棄・放任”という意味です。食事や入浴、着替えや排せつなど、生活に必要な行為を何らかの理由でできない、あるいはしない状態をいいます。病気や障害ではなく、あくまで“状態”です」
>>「セルフケアの放棄が進むと、具合が悪かったりケガをしたりしても病院に行かず、そのまま悪化させてしまいます。ご飯を食べる気力もないので、最悪の場合は死に至ってしまう“緩やかな自殺”とも呼ばれています。
やはり風呂を入るか入らないかの選択肢の主体性が自分にあるかないか、だと思うんですよね。ぐんぴぃ氏は自分の主導権を自分で持っている。だから、風呂キャンセル界隈では無く”風呂スキップ”なのだと思います。
>>人によってはトイレに行く気力すらわかないため、手元のペットボトルで用を足してしまうこともあるという。実は筆者も、精神的な疲れがたまるとベッドから起き上がれなくなり、何日も食事や入浴ができなくなってしまう。岸さんによれば、その状態はセルフネグレクト“予備軍”の可能性があるのだとか。
キモシェ観測人としては、まず真っ先におしペトの古川さんが浮かびますよね。おキモシェに移ってからもたびたびおしペト未遂や疑惑が晴れない古川さんですが、最近はお部屋も綺麗に保たれていて精神が安定していることをうかがい知れます。実はこの古川さん、あの早稲田政経現役合格という物凄い経歴の持ち主なのです。家賃を払うのを渋ったりすることもありますが基本的に性格は温厚ですし、会話にも時に冴えわたる知性からもそれは伺えしれます。つまりは、セルフネグレクトは元の性格や頭の良し悪しと関係なく誰にでも起きうるということを言いたいのです。
※見る人を非常に選ぶ内容の動画ですので、自己責任でおねしゃすね※
私は風呂が好きだ、大好きだ。なので、私はもっと風呂を好きになってもらいたい。好きにならなくても良い。息をするように寝るように、当たり前のものとしてあなたの生活にするっと入り込み、あわよくばあなたを健康にして幸せにしたい。そんな、お風呂好き増えろ!!!という圧倒的な下心でこれを書いています。
では、具体的にどうすればいいのだろうか?
先にも述べましたが、疲弊しきっている人は通常では苦も無くできてしまうことが、恐ろしく困難で大変になってしまうのだ。なので、できるだけ手間や工程をとりのぞき、ハードルやストレスを減らすことが重要ではないのかと確信した。
こちらのnoteを拝見して、私はびっくりした。
そうか、ごく普通の女性はこんなにも工程が必要なのか…!まるで、おごそかな儀式だ…!!!と愕然とした。
こうなると完全に私の下調べ不足というか、性別はもちろん年代別・職種別・地域・住まいの携帯・家族形態・エトセトラ…それによって風呂キャンセル界隈の実態は当たり前に異なるし、それぞれのケースに合わせて提唱していくしかないのではないだろうか。
ぐんぴぃ氏の弟さんのように、実家で家族がおり掃除がされており食事も出て風呂があっても風呂に入ることを辞めた(卒業?)した方も居る。ちなみに人間が風呂を入ることを辞める(卒業?)すると、木の香りがするらしい。年を取ると庭いじりやガーデニングをする人が増えるように、人はみなやはり自然に還っていくのだろうか。人間って不思議だなぁ(ぼんやり)
風呂キャンセル界の多様性と自分の下調べ&想像力不足で、今回はここまでになってしまいました。漠然としたものですが、私なりにうんうん唸って絞り出したなるべく工程を省いたものをメモ代わりに記しておきます。
条件:湯船があり、物理的にお風呂に安全に入れる状態の人
湯船を洗う(ここが一番ハードルが高い)
湯船を張ってぬるま湯(38度~40度)につかる
3分間くらい頑張ってつかりながら体を軽く手でゴシゴシしてみる
浸かりながら髪をシャワーのお湯で洗ってみる
(髪が長い人はトリートメントやコンディショナーしてね)
お湯を払う(次洗う時に楽になるから)
入ってる間に熱くなったらこまめに出て、水分補給をしてください。
すきっ腹でお風呂に入るのは危ないので、何か口に入れてね!
風呂キャンセル界隈で、風呂のこれが辛い、ここが辛いという意見がありましたら、気軽にコメントしてください。