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おしごと(心臓循環器)

日々おしごとをしていますと、大して考えなくも日々の業務は進んでいきます。20年の似たようなことやっているとどの業種でもそうかもですね。50歳も近づくと老眼も入り、手先も昔ほど丁寧には言うことを聞いてくれないー。困ったものです。ただし!経験と知識の蓄積と年配のオーラは出てきている?ので、まだ現場でジャマにはなっていないと思っている(゜Д゜)。
 OG(オジサン)なりに知識のCATCH UPを頑張っていますが、最近の知識(えいごのロンブン)を独断と偏見で紹介してみます。初学者さんでも分かるようにお伝えできればと思います。

高齢者人口が増加するにつれて、いろーんな病気が増えますね。それはそーなんだけど、一番困るのは患者さん自身がいーっぱい病気を抱えていること。だから何から手をつけたらいいんだろーと途方にくれることがあります。困りますね(>_<)
 最近はがん脳卒中以外にも心不全パンデミックって言葉もあって心不全の方々が増えてタイヘンだーというのも聞こえてきます。今回はその心臓に関わる新しい研究ロンブン。
 心不全の治療のメインは水分管理をしっかりしてあげて心臓の負担を減らすこと。それまでにカラダに水分が溢れかえっているなら息ができないので空気を充分に送りであげる。というのが基本。その水分管理のキモとなるのが利尿薬。腎臓からオシッコしっかり出すぞーというクスリ。外来とかでも利用している高齢者は多いですね。いくつか種類がありますがループって系統の利尿薬は昔からあるものです。安いし。
 このループの効果は見慣れていると分かるのですが、今回は尿にでてくるナトリウムを一定以上出すことを目標にした研究です。ちょっと細かいですがどんな結果かというと…
24時間経ったところでの総ナトリウム排泄量は、尿中Naガイド群で平均409 mmol、標準治療群で平均345 mmolであり、尿中Naガイド群において有意に増加。だけど、みんなが一番知りたい180日時点での全原因死亡および心不全による再入院は、尿中Naガイド群の31%、標準治療群の31%と差がなかったみたい。
 時々感じるのですが、新しい最新のお薬・機械・検査などが注目されることが多いですが、本当の核の部分ってそこではないと思います。古くて昔からあるものを見つめ直すのもとても大切だなーと。温故知新みたいな。今回、卓越した結果が出たわけではないですが、どこでもできそうな検査を組み合わせてやっている研究マインドに感心したのでプチ紹介してみました。
おしごとのお話でしたー。  



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