安藤昌教

普段は「むかない安藤」として、ものをむかずに食べる活動しています。デイリーポータルZで執筆中。

安藤昌教

普段は「むかない安藤」として、ものをむかずに食べる活動しています。デイリーポータルZで執筆中。

最近の記事

出張月間も終盤戦に突入

今月は出張月間ということで、いろいろバタバタと移動しています。 まずは静岡。 来年から静岡で仕事をすることになりそうで、それもあって静岡を行ったり来たりしているのだ。 近いようで遠い静岡。車で神奈川から愛知まで行こうとすると道中ほとんど静岡だろう。でかいのだ静岡は。 それから沖縄。 沖縄では友だちの結婚式に出席。友人代表のあいさつをぶちかまして全員泣かせてきた(僕がいちばん泣いてたけど)。 そのあと富山へ。 今週、ピアノの発表会の撮影を終えたらあとは都内と、来週

    • 愛知県民の血が赤いのはスガキヤを食べているから

      デイリーポータルZにスガキヤのたこ焼きの記事を書いた。 スガキヤは東海地方を中心にチェーン展開しているラーメン屋さんである。 安くて早くて美味い(え、美味いですよね?)ので子どもの頃からよく食べていた。当時は270円とかそんな感じの値段だったと思う。 今でも愛知に行くと、新幹線ホームのきしめんか味仙かスガキヤには必ず行くようにしている。そうやって自分が愛知県出身者(ファミリー)であることを血に思い出させるのだ。 ゴッドファーザーみたいな話になってしまったが、もちろんそ

      • 現実はイメージとは違う~ヨット部とフェラーリ

        学生の頃ヨット部に所属していた。 ヨットと聞くと金持ちの優雅な遊びをイメージするだろう。僕も自分がやるまではそう思っていた。 しかし大学の体育会系ヨット部というのはそういったブルジョいイメージとは対極に位置しており、むしろ蟹工船の世界観の方が近い。暑くても寒くても気絶するほど練習して、時には船ごとひっくり返ったりもする。 ヨットは金がかかる、これは事実だ。海の近くで合宿を張るので宿泊費や食費がかかるし、どこへ遠征に行くにもヨットを運ぶためのトラック代など交通費がかかる。

        • 糞の記事を前にも書いていた

          少し前にデイリーポータルZに「悪魔の糞」というスパイスについての記事を書いた。 上野で見つけた「悪魔の糞」という名前のスパイス、いい名前なので買って帰ってカレーの隠し味に使ってみました、という記事である。結果として「悪魔の糞」は、カレーの隠し味にちょうどいい味と香りだった。 記事の中で僕がスパイスカレーを作っているのだけれど、書きながら気を付けたのは、いつもスパイスからカレーを作ってるやつ、と思われたくなかった、という点だ。 人は年を取るとだいたい面倒くさくなっていくも

          昔の日記が出てきた

          かなり昔に使っていたUSBメモリから、日記を書いていたころのデータが出てきた。 日付を見ると2000年ごろから10年くらい続いているので、働き始めたあたりから、辞めてお店をはじめて、そのあとまた東京で働きだすくらいまでの激動の時代をつづっているのである。超貴重。 当時はキーボタンのついたケータイでポチポチと書いていたように思う。たしかテキストメールをどこかに送信すると更新されるブログみたいなサービスを使っていた。 たぶん何か思いがあってバックアップを取ったんだろうけど、

          昔の日記が出てきた

          おまえ何年マラソンやってんだ(金沢マラソン撃沈報告)

          金沢マラソン2024を走ってきました。 直前に書いたエントリーがこちら↑ 結果はといえば、完走こそしたけどひどいレースでした。これはちゃんと反省しておかないと次もまたやるぞと思い、恥ずかしいけど書いておきます。 *** 練習もしていたし当日の体調も悪くなかったのだけれど、思えばレース3日くらい前に、天気予報で当日は気温が上がると聞いたとたん、軽いパニックにおちいっていたように思う。信越五岳で痛い目にあってからというもの、暑いレースへの苦手意識がついてしまったのだ。

          おまえ何年マラソンやってんだ(金沢マラソン撃沈報告)

          今年も走るよ金沢マラソン

          金沢マラソンは去年に続いて二度目である。金沢は学生の頃に住んでいた街で、思い出深い場所を走るこの大会は他のどのマラソンとも違った思いがあるのだ。 https://www.kanazawa-marathon.jp/com/img/course/course2024.png 加えて今年は学生時代の友だち四人で走れるのも嬉しい。まさか当時の仲間とマラソン大会に出るために再び金沢に集まることになるとは。あの頃の僕たちの誰がこんな健康的な未来を想像しただろうか。 そんな感傷もさる

          今年も走るよ金沢マラソン

          写りの良さはカメラの重さに比例するのか

          fujifilmのgfx50rというカメラを、買うだけ買って満足して使わずに放置していた。 これではいけないということでレンズを新調することにしたのだ。新しく買ったレンズについては次回書くとして(じらす)、久しぶりに引っ張り出してきたgfxは、やっぱりでかくて重かった。 ただ、その分びっくりするくらいよく写る。 写りは重さに比例するのだろうか。 前に使っていたSonyのrx0というカメラは小さくて軽かったけれど、100枚に1枚くらいびっくりするくらいきれいな写真が撮れ

          写りの良さはカメラの重さに比例するのか

          Zeiss Planar f1.4/50mm

          ずっと前、といっても僕にとってはそれほど昔ではない話なのだけれど。 唐突に村上春樹みたいな書き出しになってしまったが、今回はずっと前に買ったカメラのレンズがたまたま出てきたから久しぶりに使ってみたらなかなかよかったよ、という興味のない人には本当にどうでもいい話である。 タイトルをレンズのスペックにしておいたので、このレンズが好きな人以外は続きを読まなくてもいいんじゃないかと思います(予防線)。 気を取り直して書いていこう。ずっと前にZeiss のPlanar 1.4/5

          Zeiss Planar f1.4/50mm

          妙高、彗星、ヤビツ峠

          月末に金沢マラソンを走るので、練習としては今週が最後のキツ錬である。というわけでいつものヤビツ峠で峠走をしてきた。 10月なのに気温が高くて、たぶんスタート時は25℃くらいあったと思う。日差しがまだ夏のそれだった。 おかげで最高につらい練習ができたのでよかった。のぼりで何度も(やめちまってよ、バスで帰ろうぜ)という悪魔のささやきを聞いたにもかかわらず、歩かずにゴールしたのが今回の収穫である。おれすごい。 *** 近所で彗星が見えたので記事を書いた。 実は9月にも見に

          妙高、彗星、ヤビツ峠

          近所にヘリが降りてきた

          今日は午前中のうちに昨日収録してきたインタビューの文字おこしだけでも終えてしまおうと思い、いつもの海沿いのコースを走ったあと、はやめに机に向かって、ノイズキャンセルのヘッドフォンを付けて作業をはじめたのだ。猫はまだ寝ていた。 しばらく作業をしていたら、なんだか外が騒がしい。 バリバリというヘリのプロペラが空気を振動させている。ヘッドフォンを外したら消防車のサイレンも聞こえた。僕の家は海が近いので、たまに事故があるとヘリが飛ぶことがあるのだけれど、こんなに集まってくることは

          近所にヘリが降りてきた

          堂々とかっこ悪いことのかっこよさについて

          サーフィンをしていると、沖で波を待っている間に横に並んだ人と自然に会話が生まれることがある。 殺し屋みたいな顔で、話しかける隙のないような人もたまにいるが、波の穏やかな日にはだいたいみんなぼやっと力を抜いて、来ない波を待っているので暇なのだ。 今朝もそんな感じの平和な海だった。昨日までの波は朝いちばんまで残っていたが、僕が入ってしばらくしたらサイズも頻度も落ちてきた。 隣で波を待っていたのは僕よりすこし若いだろうか、さわやかなミントグリーンのミッドレングスのにまたがった

          堂々とかっこ悪いことのかっこよさについて

          CIVIL WAR シビル・ウォーの怖さ

          映画「CIVIL WAR」観ました。 先に見た人にimaxを勧められたんだけど、時間が合わなくて普通の2Dで。結果的にこっちでよかったと思う。imaxで観てたら途中で帰ったか失神してたかもしれない。そのくらい怖かった。 アメリカ国内でいま内戦が起きているという設定。ホワイトハウスまで大統領のインタビューを撮りに行くジャーナリストの目線で話が進められる。 過去にも地獄の黙示録とかダンケルクとか、戦争映画は数えきれないくらい作られているし、僕もそれなりに観てきた。ガンダムだ

          CIVIL WAR シビル・ウォーの怖さ

          周ノクチについて

          Light Lens Labは中国の投資家であり、レンズマニアの周さんが趣味で始めたプロジェクトである。 周さんは数年前にライカのズミクロン8枚玉というレンズをコピーしたものを発表して、世界中のカメラ好きを興奮させてくれた。 「中国」「コピー」と聞くと、なんだ偽物かよ、と思うかもしれない。でも周さんのプロジェクトは違った。完コピしてきたのだ。 周八枚とは どこから調達してきたのかわからないが、周さんは当時と同じ鉛の入ったガラスを使ってズミクロンを材料から完コピした。す

          周ノクチについて

          食べながら話したこと・写真家海彦氏

          長年の親友と久しぶりに食事に行ったので、話したことを書き留めておきたい。あらかじめ言っておきますが、食べながらの雑談なのでオチも学びもありません。 海彦:安藤さん相変わらずよく走ってるなって 安藤:strava(ランニングアプリ)で練習を共有するとおれが真面目だってことがばれるよね 海彦:ばれるね、いいんじゃないの 安藤:何も言わずに結果だけ出す人と、一生懸命練習しておいて本番で失敗する人だったら、どっちと結婚したいかって話だと思うんだ 海彦:なるほど 安藤:おれはもっぱら

          食べながら話したこと・写真家海彦氏

          まだまだ真夏の!ヤビツ峠走

          関東近郊のマラソンランナーや自転車乗りにはおなじみなのかもしれないが、神奈川県秦野市にあるヤビツ峠という場所が長距離走の練習にぴったりなのだ。今日走ってきた。 僕は去年からマラソンの練習にこの峠走を入れるようにしている。敬愛する岩本さんの本にやれと書いてあったのを頑なに守っているのだ。効果が出てるのかどうかは知らない。 ヤビツ峠は11キロのぼって11キロ下るコースである。 上にある標高グラフを見るとのぼりがかなりきついんじゃないかと思われるだろう、その通りきつい。仕事を

          まだまだ真夏の!ヤビツ峠走