探偵ファイル：あの日のいんたーねっと
誰もがスマホでお手軽にネットサーフィン…
時代は変わった。
遅いネット回線で、徐々に読み込まれるページを見つめていたあの日。少しずつ上部から表示されていく画像を見守っていたあの日。いつまでもグルグルと回る読み込みを止めない動画の前で首を長くしていたあの日。
あの日の不便さは時に甘い思い出として想起される。
思い出そう。
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探偵ファイル
探偵ファイルは、フィーノ社が運営する、事件、芸能ニュース、サブカルチャー等を掲載する情報サイト。全国規模の探偵社ガルエージェンシー所属のマジの探偵たちが筆をとっているスパイ日記が、メインコンテンツ。
探偵ならでは捜査・調査力が生かされた記事が魅力的。
2009年には累計アクセス数28億を達成したモンスターサイト…であるが、いまでは誰が見ているのだろうか。
2000年代、数々のブログサイトが人気を博していた時代に私はヘビーユーザーであった。2004年に書籍化した際には、中身を立ち読みして「これサイトで全部見たやつだ！」と判断して買わなかったぐらいには、ヘビーユーザーだった。
特に私は あぶない探偵 というバラエティコラムが大好きだった。
☟このミミズに小便かける奴とか斬鉄剣とか懐かしい。
いまこうやって毎日文章を書いている私の構成要素の一つに、この探偵ファイルが含まれているのは間違いないだろう。
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おもひで
その他、数々の事件のまとめがたくさんある。
ネコ殺しディルレヴァンガーや痴漢男、優子ちゃん事件など、犯罪性の強い事柄も多い。
なんの記事の話かは忘れたが、未成年の女性と援助交際をしている男たちとのインタビューで、男側が
「女は20歳過ぎると肌が変わる、女子高生の肌を知るとそれ以外じゃ満足できなくなる。」
みたいな超キモ文章を読んだ、当時高校生の私は「高校生のうちに頑張って童貞卒業しよう」「いまのうちに合法的に女子高生の肌を知っておこう」なんて超キモなことを思ったのを覚えている。
やめろ、やめてくれ。
侮蔑の目の向けるのをやめろ！
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いまは…
いまでもほぼ毎日のようにスパイ日記が更新されている。
2000年代のあの頃と変わらず、筆をとっているのはガルエージェンシー代表の渡邉文男氏。
気づけば、肩書きに 風水師 というのが追加されていた。
当時にはなかった、風水のこととか何かスピリチュアルな記事が増えていた。そして、好きだったコーナー・あぶない探偵もなくなっていた。
う～ん…なんだかなぁ…
しかし当時はなかった岸博之氏のコラムなど、新しいコンテンツも増えていはいた。
（この人、脱力タイムズで悪ふざけしてるイメージしかないけど）
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さいごに
10代の学生の頃の私は、探偵ファイルを毎日のように見て
探偵業というものに憧れすら抱いて
ガルエージェンシーの探偵学校いってみえ！とマジで思っていた。
まぁ、思うだけにとどまる浮ついた感情ではあるが…
ってか、あぶない探偵で活躍してたえりすとかオオスミとかどこいったの～
寂しい～
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