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かまどベンチ炊き出し企画アナザーサイドレポート

みやもとです。
コラボ企画 まま⭐︎スマ+防災アシスト+大経大
かまどベンチ防災ピクニックに参加してきました。
イベントレポートは田原さんの方から上がっておりますので、コチラは飛び入り参加のワタシの視点からのアナザーサイドレポート

防災ピクニックということで、これはまま⭐︎スマさん何回か実施されてる親子野外自炊+防災講習のフォーマットに、今回は大学さんのかまどベンチを使ってみよう、という企画。

かまどベンチでの野外自炊は、あっという間に災害時炊き出しの様相に。冬の曇天寒空は阪神大震災を思い出させる景色になりました。

お味噌汁、おにぎり、焼きイモを、作りました。

アナザーサイド私の感想は
1炊き出し調理は、ママさんパワーで全く問題ないな
2 設備、機材を準備するのは大変。訓練が有効だな
3 現場を動かす指揮官がいるとうまく行く。むしろいないと効率が悪い。
4 現場がうまく回るように、指揮官の意図を汲んでちょこちょこ現場を微調整できるスタッフがいるといい
5 安全を意識して管理する立場のスタッフがいた方がいい

あたりでした。

1 炊き出し調理は、集まっていただたママさんパワーで全く問題なしでした。みんなで食材を持ち寄って、力を合わせて作っていました。役割分担もなんとなくそれぞれの持ち場をつくって和気あいあいとやってました。
昔の火事場では住民さんがおにぎりやら味噌汁やら炊き出ししていたそうです。田舎の方に行くと今でもその風習が残っていたりするようです。ママさんパワー災害時にも頼もしい戦力です。

せっせと手際よく作業してくれます。

2 設備機材の準備は大変です。今回は、ほとんどの設備機材をまま⭐︎スマさんが準備されていたようです。一番目立った、どでかい寸胴鍋もそうです。こんなものはふつうの家庭にないですからね。かといって、家庭にあるカレー鍋程度じゃ、炊き出しレベルの食事供給はできないし。その他の機材もイチからそろえるとなると大変です。大型機材はコミュニティ単位であらかじめ確保、こまごました道具類は持ち寄りって感じで、リスト作って、実際に訓練で回してみるといいですね。家族キャンプでもオタマ忘れた~とか醤油わすれた~とかありがちです。

こんな鍋ないですな。ふつう

3 現場を動かす指揮官。これは大体いつでもそうなんですが、とても重要です。多くの人が動いていく、普段やっっているわけじゃない動きを、即席編成のチームで動かしていく。そうなると、指揮官の有り無しで効率が大きく変わってきます。
グループがポチポチできてが動き出すと、グループ間の動きの調整が必要になってきます。焚火チームと食材チームどっちが先に動くんだ?とか、活動エリアの設定調整的な感じです。ひょっとして、焼き芋チームが先走りすぎても味噌汁おにぎり終わったころには真っ黒こげということもあるかも。
ほんとはもっと大きな視点での動きの調整が主任務ですが、まあそういうこと。味噌汁と焼き芋の調整くらいはきっと各グループで自主的にうまくいくと思います。
あと、指揮官は指揮官らしくわかりやすく動きましょう。作業の中に埋没してどこにいるのかわからないとか、自信のなさげな指示や決断できない指揮官はかえって効率が落ちます。
あ、エラそうにする必要はないです。やさしく指示してあげればみんな動きます。

4 現場がうまく回るように、指揮官の意図を汲んでちょこちょこ現場を微調整できるスタッフがいるといい。これ、なかなか難しいかもしれませんが、こういうスタッフいるといいですねえ。
ちょっとした調整に先回りして動いていったり、タイムスケジュール見ながら次の材料や機材をそっと使いやすいところに動かしたり片づけたり、トイレ探してそうな人を見つけてそっと案内したり。施設管理者からのクレームや要望に対応したり。全体を見渡してないとできません。作業グループに入ってしまうとできません。フリーで全体を見渡せる目がいります。

現場がごちゃついてきます。赤ちゃんもいます。子供も走り回ってます。

5 安全を意識して管理する立場のスタッフがいた方がいい。今回は結構これ重要だと思いましたね。いつも使ってる厨房ではなく、即席の現場でいろんな作業が行われていくと、どうしても安全が確保できていない部分がでてくる。今回は特に「かまどで焚火」なので、”おっとあぶない”的な場面がよくありましたね。作業に夢中になって火に近づきすぎたり、子供が走り回ってたり、作業動線に荷物が置かれてしまって、火のそばを通るしかなくなったり。今回の会場的に、自転車が走ってきたり。
作業に集中したり、不慣れなメンバーで共同で作業すると、日ごろだと気づくような危険が発生したり見過ごされたりしますね。それぞれが気を付けるってのは当たり前ですが、安全管理を任務として意識しているスタッフがいるといいですね。

時にはガンガン燃えてます。周囲の安全に目配りを。

てな感じで、かなり説教臭くなりましたが、楽しくスムーズに楽しむにはこうだといいなという気付きを記録しておきます。私は4とか5の裏方が得意です。
回数をこなしてチームが熟成していけば自然とうまくいくと思います。継続的に楽しむ会として実施するのもいい訓練になりますね。ぜひ楽しみながら、そういう目で見てみてください。

準備、運営にかかわった皆さん、参加された皆さんお疲れさまでした。また呼んでください。


焼き芋〜
焼けた芋〜


かまどの元の姿はベンチ

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