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#12 EXPO酒場 東彼杵店(マジメVer.)


1. なぜ、手を出したのか?

前回から少し時間が経ってしまいましたが、先日のEXPO酒場東彼杵店で私のプレゼンを少しばかりご紹介(まだまだ勉強不足感は否めません)。もし、私と同じように地方の町づくりをされている方にこの記事を見ていただけたら、是非色々と参考にさせていただいたり、情報交換をさせていただきたいです。
まずは、なぜ、長崎県という関西から離れたロケーションで大阪・関西万博に手を出したのか?という背景から。以下のSWOT分析の通り、知名度が低いゆえにたくさんの強みを活かせていない。これは私がこれまで掲載してきた内容から何となく感じていただけるのではないかと思います。今のままでは「読めない、書けないよって検索されない」状態を脱却できないから、メガイベントの大阪・関西万博を使ってみようという単純な発想です。

これは町民向けにも使いますが、わかりやすいと好評

東彼杵町の行政職員が窓口に来た町民さんや関係ある他の市町、業者などから
「万博で何ばすっとね?」
と聞かれて、
「わかりません」
という職員はいないという状況にしなくてはいけません。それがEXPO酒場の目的です。
今後、町ごと万博にするつもりなので、町民や特別町民を対象にしたEXPO酒場も開催予定です。

これから町ごと万博になっていくのでマインドセットは大事なこと

2. 新しい文化の風

大阪・関西万博は色んなことをやっています。
その中で、東彼杵町が進めているいくつかのプログラムのうち、TEAM EXPO 2025というのがありまして、このプログラムの中で共創パートナーという位置付けで5つ、6つのテーマに関わっています(今後もっと増やしたい)。その中の1つが”EXPO酒場”です。おかげでテーブルスタイル茶道、そのぎ茶讃岐うどんなど、これまで東彼杵町になかった新しい文化の風が次々に入ってきています。

九州の自治体登録数はとても少ない
マスコミのネガティブな情報が影響しているのか?

3. おれに任せろ お前にできねェ事はおれがやる おれにできねェ事をお前がやれ!!!

今年5月に東彼杵町役場に着任してからたまに感じていたこと。職員は全体的に守りの仕事を好む。攻め手の仕事は無関心もしくは不慣れ。職員数は100人も満たない小さな役場。県や国から次々に落ちて来る仕事、そして窓口にブラっとやってくる人の対応…おそらく自分自身の仕事が手一杯で守りに回らざるを得なく、攻め手に気を向ける余裕がないのでしょう。気持ちはよくわかります。が、しかし。今のままでは10年後東彼杵町役場が本気で消滅するかもしれないと危機感があります(古すぎる庁舎は建て替えのため本当に消滅します)。だからこそ、私(小森)というコマが必要とされたのかもしれません。
私が大好きなマンガ『ワンピース』。ここに出てくる麦わらの一味のコック "サンジ"は、私のお気に入りキャラクターですが、彼の名言、
おれに任せろ お前にできねェ事はおれがやる おれにできねェ事をお前がやれ!!!
この言葉は、前述した守り癖のある行政職員の方々と攻めを好む私の関係性においても通じます。町づくりの攻め手は営業とプロモーションが得意な私がやる。その代わり、行政の守り神は頼むよと。

サンジ

EXPO酒場では、行政職員が普段なかなか触れる機会のない攻め手の事業を知ってもらうということ、そして外部人材を招聘して普段なかなか耳にしない外の世界の声を聞いてみるということ。万博というネタをきっかけに窓口にくる町民との楽しい会話の機会を作っていく。普段の何気ない会話が人間関係の潤滑油となり、守りの仕事もスムーズになるはず。これをどうしてもやりたかったのです。

4. 次回予告

気がつけば12月も中盤。まさに忘年会シーズン。
何を書くか決めてないけれど、忘年会とか食に関する何かを書いてみます。
(まさかネタ切れ?)

数年前、年末のソウル市内で食べたブテチゲ

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