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#4 大阪・関西万博を使いたおそう


1. 反対するだけでなく…

大阪・関西万博2025。開幕日にAdoのライブがあると発表されましたが、”空飛ぶクルマ”も見送られ、”火星の石”以外はイマイチ盛り上がっていないなど、集客とPRの正念場であると言われてますね。新聞やネット情報などを閲覧すると前売り券が売れないとか建築遅れとか認知度に課題とか、とにかくネガティブな意見が多いですね。開催もしていないのに”失敗”と切り捨てる本も出ているようです。オリンピックやサッカーワールドカップ、野球WBCのようなメガイベントはカネが動く故に何かと批判に晒されやすいのでしょう。行政の世界も同じで、やる前から課題ばかり指摘して「反対」「反対」と言うだけでなく、代案を持ってくるとか、変化を恐れずにやろうとしている勇敢な者にまずはやらせてみるとか、頑張りたい人が挑戦できてそれを支援する温かな心で溢れる世界観を生み出したいですね。成長の動力源(エンジン)になるのですから。ちなみに反対しか言わないのはただのブレーキです。

『新時代』を歌うAdoの歌唱力にぶったまげました
個人的には『私は最強』が好きです

2. 挑戦

いきなり話が逸れてしまいましたが、#3からの続きです。
日本一の栄光に何度も輝いた”そのぎ茶”で作ったポップコーンを認めてくれたのは夢の国の職員であったり、味にうるさくちょっとすごいことやっている(個人が特定されるので詳しく言えません)私のはとこ。すごい人たちの答えは全く同じでした。
(すごい人たち)「何で売れないの?」
  このフレーズ、
    町民も言ってなかったか?(#1参照)

(私)     「ですよね〜」
結局、夢の国では色々大人の事情もあって買えないと言うことで、当然、次に狙うは大阪のU○J(銀行じゃない方)!と暴走しかけた私の目の前に大阪・関西万博に”反対”する人のネットニュースが出てきたのです。私にとって”反対”は頑張るチャンスを得たも同然です。
  万博会場でそのぎ茶ポップコーンを
    販売させてもらおう!

営業の血が騒ぎ、打てる全ての手と足を使い、万博内部への侵入ルートを探した結果、断念。でも諦めきれずに血眼になって探し当てたのが”TEAM EXPO 2025”という万博の新しい取り組みでした。
”TEAM EXPO 2025” をわかりやすく説明すると、誰かの役に立ちたいという思いで目の前にある”課題解決に果敢に挑戦する者(企業、学校、自治体のような団体さらには個人でもいい)とそのテーマ”を共創チャレンジと呼び、”共創チャレンジを様々なリソースで手助けする”立場の共創パートナー(こちらも企業、学校、自治体のような団体さらには個人でもいい)が一体となって世界を変えていこう、次世代に繋いでいこうとする一種のマッチングアプリのようなプラットフォームです。
東彼杵町がこのプラットフォームの場に出ていくことで、日本だけでなく世界中の東彼杵町を見たことも書いたこともない人に対して、半強制的に東彼杵町の存在を示すことができる、と閃いたのです。
もしかしたらこの記事を見て他の自治体の感度の良い行政職員が「自分たちもTEAM EXPO 2025に登録しよう」と動くかもしれません。それは東彼杵町の競合を増やすちょっとした自殺行為かもしれません。しかし、独り占めしたり、隠そうとする閉鎖主義的な考えは毛頭ないのでこの場で高らかに情報をシェアします。この記事が公開された後、東彼杵町役場に問い合わせの電話が鳴り止まなくて仕事が手につかなくなるような未来をちょっとだけ期待して。

Q. 2人の子供が喧嘩することなくたい焼きをシェアする方法
A. 1人目は分ける役割、2人目は先に選ぶ役割にする(どっちも真剣になる)

3. 営業成績4ヶ月で150%増

プラットフォーム上で一際華やかな和装のご婦人方の写真を見た私は一切の下心なく(神に誓って本当です)、リアルで一度もやったことのない(これも神に誓って本当です)ナンパの如く声をかけました。
「日本一のそのぎ茶で茶道してもらえませんか?」
この勇気ある一言が、すごいことになってしまいます。自慢ですみません。
彼女らは、テーブルスタイル茶道”椿の会”。伝統ある日本の茶道をもっと誰でも入りやすいように敷居を下げ裾野を広げようとされている方々です。茶道は畳の上でやるもの、四季折々の作法に従って厳格にやるもの…そんな茶道界に良き成長の動力源と変化をもたらそうとされています。そして何より、私の右側に座っている行政職員の営業活動が実り、彼女たちが”そのぎ茶”の抹茶を使って日本だけでなく世界中でテーブルスタイル茶道の茶会をすることとなり、結果、4ヶ月で4,500人分の抹茶が出荷されました。よく考えてみると、この4,500人ほぼ全てが東彼杵&そのぎ茶を知らない人であるとしたら、地球上で9,000人しか読めない書けなかった”東彼杵町”(#2参照)は、13,500人に増えた(150%増です!)ことになります。これ、民間企業の営業成績なら社長表彰ものです。

今後日本の人口が減り、外国籍の方が増え、若者は長時間の正座ができない(私は幼少の経験が実り今でも2時間くらいは正座できます)…そんな時代のニーズに見事にマッチしているテーブルスタイル茶道。
  テーブルスタイル茶道
   ×日本一のそのぎ茶
     ×大阪・関西万博
 
見事に"2のn乗かつn≧3"が完成していますね(#3参照)
誰もやっていない組み合わせのアイデアなのですから、もの珍しさで認知度が上がるし、希少性による価値も高まるのです。外食に行ったときコーヒーは食後に代金を支払って飲もうとしますが、お茶はタダで飲むでしょう?そうなんです。悔しい話ですがお茶は一般的に他の飲み物に比べてお金を支払う価値が低いのです。価値が低いお茶の価値を高めるためには、お金を払う価値あるものと組み合わせることなのです。それがテーブルスタイル茶道であり、大阪・関西万博であったというのが私なりの実験結果です。

私は子どもの頃、母に怒られて正座させられて往復ビンタ喰らってました
母がそれだけ私の子育てに本気だったのだと感謝です 
おかげで2時間くらいは平気で正座できます

4. 次回予告

今回はちょっとばかり自慢話になってしまいましたが、是非この成功体験を他の方々にもしていただきたいのです。大阪・関西万博の話はこれからも色々出てくると思うので、機会があれば出していく予定ですのでお楽しみに!
さて次回は、今夏インターンシップにやってきた地方公務員志望の大学生T君が私と出会ってしまいビリビリとショックを受けてしまったエピソードです。

そういや、T君ってサ○シに似てたような気がする…

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