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#7 ノスタルジック JR千綿駅


1. 親子三代が好きな景色

私が東彼杵という場所を認識し始めたキッカケが幼い頃に父とのドライブでJR千綿駅から見た大村湾の景色であった(#1 地域プロジェクトマネージャー参照)ことは以前お伝えした通りです。先日、長崎空港から東彼杵に向かって移動する機会があり、買い替えたばかりのiPhone16 proのカメラ機能を使って撮影(タイトル上の写真と下の写真)しましたが、iPhone SE第二世代を長く使っていたので性能差に愕然です。何回来ても何度見てもここの景色はたまらないですね。私の息子たちもここの景色は気に入ってくれてます。親子三代が好きなこの景色はDNAがそうさせるのか、それともここの景色の本質なのか…

水平線に沈む夕日のプラズマが入り込むJR千綿駅駅舎
私の腕が良いのではなく、カメラの性能が良すぎる

2. 絶対にあきらめない、負けない心

JR千綿駅のホームに入ると(無人駅なので自由に出入りができます)、撮り鉄さん、カップル、友人同士、親子が思い思いの一瞬を撮影するためスマホや一眼レフのシャッターを切っている様子が見られます。撮影した写真や動画はInstagramやX、Facebook(今はmetaですね)などにアップしてくれているのでしょうか。
東彼杵町のPRをもっとやっていきたい私は、
「#東彼杵」
「#千綿駅」
で一過性のPRをするだけではダメだと思っています。しかし、”読めない、書けない、よって検索されない東彼杵”の現実を知るほどに心が折れそうになります。ではどうしたらいいんでしょうか?

いきなりですが、仏説です。
後に釈尊となる悉達多(しったるだ)王子は王宮を飛び出して出家となったものの何年かかってもなかなか悟りを得ることができず、
「もういっそのこと修行を断念して王宮に戻ろうか」
と悩んでいたときの話です。
目の前にいた一匹のリスが湖のほとりで尻尾を湖面に垂らし、尻尾で水をかき上げていた姿を見た悉達多はリスに何をしているのか?と問います。リスは、
「この湖の水を全部汲み出す」
「あなたのように五年、六年で諦めるようなことはしない。何十年かかろうともやり抜くのだ」
と答え、悉達多を驚かせます。どんな苦境に置かれても絶対無理と諦めるのではなく、なろうとなるまいと努力する姿勢(プロセス)が大事であることを悉達多は深く反省して修行を続け、後に悟りを得て釈尊となったと言われます。ちなみにこのリスは悉達多の求道心を試そうとした帝釈天が変身した姿だそうです。

話は戻ります。
この話を私の状況に置き換えると、答えは明白。どんなに心が折れそうになっても絶対に諦めない、負けない心でPRし続けることが大事とお腹に落ちます。がんばり過ぎは身体に良くないので細く長くですね。
と、noteを使って自分を鼓舞してみました。

私が初めてリスを触ったのは金華山(岐阜)のリス園
小説『ルドルフとイッパイアッテナ』にも出てきますね

3. 夢は図書カフェ付き駅or駅付き図書カフェ

さて先日、役場の若い女性職員とビジネスプランコンテストの話をしていた際、
「この町にオシャレな図書館を作りたい」
という思いを明かしてくれました。色々深掘りをしていきますと、近隣の大村市、佐賀県武雄市には集客力のある図書館があるため、それに対抗して町のPRや観光集客に繋げてみたいということでした。ちなみに彼女は企画系ではなく長寿ほけん系窓口の職員です。マーケット戦略という点ではまだまだ不足ですが、こういう柔軟で前向きな発想をしてくれるいい人材がいるというのは東彼杵もまだまだ捨てたもんじゃない。こういう人材をどんどん育てていきたいですね。
話はさらに盛り上がり、
「どうせ本を読むなら、休日にいい景色を眺めながら、コーヒーやお茶を飲みながら、日々の喧騒を忘れてまったりしたいね」
「図書館併設カフェ付きの駅にしたらどうか」
「どうせ1時間に1本しか電車が来ないし、駅付き図書館併設カフェでもいいね」
と妄想をどんどん膨らませた時間が非常に有意義でした。
最近、JR九州は無人駅の駅舎を有効活用するプロジェクトを立ち上げた(以下 yahooニュース記事参照)ようです。東彼杵町にある2駅(千綿駅、彼杵駅)も町の個性を出せる良い利活用ができるようJR九州にちょっと話をしてみましょうか。

4. 次回予告

東彼杵町をもっと面白く、魅力ある楽しい町にしていこう!と思うだけでは何もできません。どんなに人々の熱意があっても資金がないとできるものもできません。これが現実です。ドラマ『家なき子』で女優安達祐実さんが放った名言「同情するなら金をくれ!」を思い出します。
というわけで、次回は税収に苦しむ東彼杵町の営業マンとして、ふるさと納税や企業版ふるさと納税のお話。

夢でもこんな情景に遭遇したことはありません

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