青の世界 ~dedicated to 【まつお】さん~
冷たい夜に舞い降りた
透き通った言葉たち
目を閉じて
そのひとつひとつを
こどものわたしが
拾い集めている
小さな手の中で
言葉たちは
柔らかな光を身に纏い
色とりどりに輝き始める
いつしか
世界は
眩いほどの光に包まれ
わたしの心は
あなたの永遠に溶けてゆく
気がつけば
明日が
すぐそこまで来ていた
written by 東野たま
詩人【まつお】さんから、とても素敵なプレゼントをいただきました。彼の紡ぎ出す言葉の世界には、いつもゆるやかな透明感と不思議な時間の流れを感じます。おひとりでは抱えきれないほどの大きな悲しみ。その重みに押しつぶされそうになりながらも、その胸の内を決してごまかさず、優しく包み込むように、時に愛おしむように見つめてゆくその姿、その言葉に、多くの人々が励まされたはずです。悲しみをありのままに受け入れて生きていくことは、勇気のいることです。【まつお】さんの、穏やかで力強い言葉には、勇気の種がたくさん詰まっていると思います。いつかその種が芽吹き、この世界に色とりどりの「生命の歓喜」の花を咲かせることを祈っております。